石木川まもり隊

石木川を守ること  それは里山を守ること  それは海を守ること  それは未来を守ること  
ここにダムは要りません

仕事と支援

2015年01月21日 | 活動

いま、横浜にいます。

「石木川まもり隊」を代表して、ほーちゃんと私の凸凹コンビが、

昨日から開催中のパタゴニア展示会に参加するために今日の昼頃、この会場にやってきました。

大桟橋ホールという広くてオシャレなホールで、

アウトドアショップ『パタゴニア』の展示会がおこなわれているのです。

そこになぜ場違いな私たちがいるのかというと、

展示会場の一角に、「石木川まもり隊」のブースが設営され、

ここで署名活動もおこなわれているからです。

先週は、大阪の展示会場でも実施されました。

パタゴニアスタッフの皆さんの手でブースが作られ、署名も集めてくださいました。

「来週は横浜でやります。是非いらっしゃいませんか」と誘っていただき、

思い切ってやってきたのですが・・・

まもり隊のブースは、中央のドリンクコーナーの真ん前にあり、

多くのお客様が足を向けるところに設営してありました。

それだけではなく、日本支社長さんをはじめ営業の方やいろんな方が、

ディーラーさんやアンバサダーさんや雑誌社の方などを連れてきてくださるので、

いろんな方に石木ダム問題の話ができましたし、署名もたくさんいただきました。

 

スタッフの皆さんは、商品を売るのがお仕事のはずなのに、

その貴重な時間を惜しげもなく割いてくださって・・・

私たちは申し訳なさでいっぱいでした。

 

でも、ほーちゃんのお母さんが今朝たくさん作って持たせてくださったおにぎり、

(ほーちゃんのご両親が丹精込めた無農薬の新米を、昨日精米して炊いたご飯で握ったおにぎり)

これを署名してくださった方やスタッフの皆さんに食べてもらったら、

みんな大感激で、美味しい、美味しいと喜んでくださいました。

実際、美味しかった!

少量の胡麻と塩だけの味付けで、具は何もなく、漬物もありませんでしたが、それで正解!

他には何もいらない美味しさでした。そして、

「このお米はここで作られるんですよ~ここにダムができると、もう、このお米はたべられなくなります」

と言うと、「えーっ!それは大変!それは止めなければ・・・」と大抵の方が真剣な眼差しに。。

 

パタゴニアスタッフさんだけでなく、ディーラーさんの中にも、

「うちでも署名を集めようと思います。この用紙もらってって、こぴーしてもいいですか?」

とまで言ってくださった方もいました。

 

私たちは感謝感激の連続でしたが、その極めつけは打ち上げの席で・・

展示会終了後、中華街のお店で約50人ほど?のスタッフと食事中のこと。

私たちの思い(どんなに感謝してもしきれないほどありがたく思っていること)を、

たまたま右隣に座っていた方に伝えると、

「僕たちのほうこそ感謝しています。パタゴニアも企業なので利益をあげねばなりません。

売上の数字を気にしながら働く場面もあります。そんな時、ただ利益追求と思うと虚しくなりますが、

この売上の一部が自然を守ることに繋がる。自分自身は何もできないけど、この売上の一部が川を守る

人たちの活動を支えていると思うと、頑張ろう!という気持ちになれるんです」

という言葉をいただき、その話し方に社交辞令は感じられなかったので信じる気持ちになりました。

なるほど、そういう考え方もあるのかもしれない…と。

しかも、その方だけでなく、その方が席をたった後、

左隣の方も「さっきKさんも言ってましたが、僕も同じ思いです。僕たちの仕事が、

僕たちにできないことをやっている皆さんのお役に立っていると思うと嬉しいんです」と。

 

まもり隊を応援してくださるのは決してトップの方の押し付けではなかった、

社員の皆さんが共有なさっている自然を守りたいという意識に裏打ちされたホンモノだった!

それを感じることができたのは、今回の一番の収穫だったかもしれません。

感動と共に、責任の重さもひしひしと・・・

 


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