今までで一番悲しかった落し物

さて、特に何も書く事がないので、
今日は今週のトラックバック練習版に便乗。
お題は、

『今までで一番悲しかった落し物は？』

うむ、、落し物。
自慢ではないが私は落し物、というか、ついうっかりどこかに物を忘れてしまうことが多い。
例えばの話、鉄道会社に「傘落とし人ブラックリスト」なんてもんがあったら、
間違いなく載るのではないかというぐらい、今まで電車に傘を忘れてる。
最近はいい加減気をつけてるのでそれはなくなってきたけど、
雨の日にどこぞに傘を置き忘れ、外にでてから気づくというのは今でもたまにある。

一昔前に遡れば、ご近所に自転車で出かけて行ったとき、
自分が来る道々を自転車で来たことをすっかり忘れ、
素で歩いて帰ってきてしまい、しばらくした後でハタと気づく、
とかもあった。
覚えてるだけで人生で２回ほど。
最後の１回は返ってこなかった、ｍｙ ｄｅａｒ けったちゃり。。
数週間も忘れたまま放置してたらそりゃそうか。
現在自転車を持ってない起源はそこにある。


はて、そんな私、今までで一番ショックが大きく、
かるく自己不信に陥った落し物がらみのお話を一つ。


中学２年生のとき、部活の帰り（？）に部活の友達と弓具店に行った。
それまでは学校の共用弓をみんな使ってたんだけど、
うちの部活の慣例としては、中２でになったらマイ弓を購入する。
別に買わなくてもいいんだけど、やはり自分の弓が欲しいよね。

ということで、みんなでるんるん弓を買いに行った。
弓にはいろんな強さ（ｋｇ単位）があって、それは引く力による。
その時買ったのは、１２ｋｇ。中学女子平均よりもやや強め、だったかな？
（のちに１６ｋｇというありえない強さの弓を買うことになるが、それはまた別の話。）

それはいいとして、和弓っていうのはタッパがある。
電車に乗るときは注意しないと、天井近くの扇風機につっこんで、
ガガガガっと慌てることになったり、降車口で突っかかって危うく電車から降りれない、
とか、他の乗客に突きを食らわせる、面をぶちかます、
なーんてことがままある。

タッパある弓を持ち運ぶことにそれほど慣れてない私中学２年生、
おニューの弓を扇風機トラップに捉われないよう細心の注意を、
そして初めて買った自分の弓だったから、嬉しくて、嬉しくて、嬉しくて、
私の全意識はそちら、マイニュー弓に向いてた。

んで、最寄り駅に到着し、ふと気がついてみれば、



弓以外の所持品、全部電車に置き忘れてた。



気づいたのは、電車降りて改札でサイフを取り出そうとしたとき。

かっ、カバンがねー！！


みたいな。


びっっくりした。友達もびっくりしてた。
まじなにがなんだか分からなかったです。

慌ててその電車の終着地である海老名まで取りに行った。
弓だけ持ってはるばると。


もうほんっと、悲しいを通り越して哀しかった、
そんな思ひ出。