オオルリボシヤンマの青色型メスは、先月に兵庫県の六甲山系において撮影し、本ブログ記事「オオルリボシヤンマ(オス型メス/兵庫)」に掲載しているが、今回、新潟県内でも出現していると聞き、訪れることにした。
午前10時ころからオスのオオルリボシヤンマが池の上を飛び回り始め、しばらくすると5~6頭が、それぞれの場所で占有飛翔を行っていた。六甲山系では、午前10時頃からメスが産卵を行っていたが、当地では、正午になってようやくメスが産卵を開始。移動しながら10数分間に渡って、岸近くの水草などに産卵してくれたため、至近距離で様々なカットを撮影することができた。
このメスの腹部の斑紋は、オスと同じ青色である。しかしながら複眼の色は青味が薄く、本来のメス型に近い色であった。過去に他者が撮影した個体も同じであり、当地のオオルリボシヤンマのメスの特徴となっているようである。(福島県内のメスも同様のようである。)東日本では、青色型メス(オス型メス)の報告例が少なく、かなり稀な存在であるが、東日本における他の個体との比較も興味あるところである。
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オオルリボシヤンマ(青色型メスの産卵)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F6.3 1/500秒 ISO 1000 +1/3EV(撮影地:新潟県 2017.10.08 12:00)
オオルリボシヤンマ(青色型メスの産卵)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F6.3 1/500秒 ISO 320(撮影地:新潟県 2017.10.08 12:10)
オオルリボシヤンマ(青色型メスとオス)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F6.3 1/400秒 ISO 1000 +1/3EV(撮影地:新潟県 2017.10.08 12:03)
オオルリボシヤンマ(青色型メスの産卵)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F6.3 1/500秒 ISO 640 +1/31EV(撮影地:新潟県 2017.10.08 12:06)
オオルリボシヤンマ(青色型メスの産卵)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F6.3 1/400秒 ISO 500 +1/31EV(撮影地:新潟県 2017.10.08 12:06)
オオルリボシヤンマ(青色型メスの産卵)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F6.3 1/400秒 ISO 400 +1/3EV(撮影地:新潟県 2017.10.08 12:07)
オオルリボシヤンマ(青色型メスの産卵)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F6.3 1/500秒 ISO 400(撮影地:新潟県 2017.10.08 12:08)
オオルリボシヤンマ(オスの飛翔)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F6.3 1/500秒 ISO 1000(撮影地:新潟県 2017.10.08 11:03)
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この「とんぼ池」にはルリボシヤンマやヤブヤンマなども産卵にきます。
昨年、オオルリボシヤンマのメスの斑紋や複眼の色には、様々なタイプがあることが分かりました。
群馬においても、オスと同じように青い複眼をもったメスがいるかもしれませんので、見つけてみてください。
参考までに、新潟で撮影したオス型のメスの記事はこちらになります。
https://blog.goo.ne.jp/hotaru-net/e/36ed1898c7c6359bd172ac963dba87cb