細越麟太郎 MOVIE DIARY

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●『アイ・アム・レジェンド』の視覚エンターテイメントの弱み。

2007年12月13日 | Weblog
●12月12日(水)13-00 日比谷<ワーナー・ブラザース試写室>
M-151『アイ・アム・レジェンド』I am Legend (2007) warner brothers
監督/フランシス・ローレンス 主演/ウィル・スミス ★★★☆☆
抗ガン薬品の突然反応の異変で、人間が死滅した世界。
医薬博士のウィル・スミスが、ひとりマンハッタンで愛犬とともに生きている。
『渚にて』の後日談として面白い。
しかも『12モンキーズ』よりも視覚的に明快だから、荒廃した街を鹿を追って車で疾走するシーンは素晴らしい。
とにかく前半のビジュアルは一見に価する。詩的でもある。
ところが後半に野獣化したゾンビの襲撃が悪化してからは『バイオハザード・4』のようだ。
しかもラストの悲壮感は困ったもの。
娯楽映画なのだから、ハッピーエンドにして欲しかった。正月映画なんだから。

●12月14日より、世界同時公開。

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