細越麟太郎 MOVIE DIARY

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●ああ、誰が為の・・懐かしき追想『イングリッド・バーグマン写真展』

2016年08月29日 | Weblog

8月28日(日)11-00 渋谷<Bunkamura 1F ギャラリー>

★「イングリッド・バーグマン写真展」

 

映画「イングリッド・バーグマン~愛に生きた女優」の公開を記念して、渋谷Bunkamuraギャラリーで27日から開催されている写真展を見た。

やはり、上階でスタートした映画が、初回から満席のヒットだというので、人気は上々の様子と聞き、とにかく午前中のうちに会場に馳せ参じた次第。

彼女のデヴューしたスエーデン時代の大きなポスターや、「カサブランカ」などの大きな劇場用の貴重なポスターなどが、時代を逆流させて、また作品が見たくなる。

周囲の壁面には、多くの出演作品の公開時ポスターが展覧されているが、上品な印象なのは、やはりバーグマン作品のノーブルだった実績のせいだろう。

でもハイライトは、「カサブランカ」日本公開時の貴重なポスターだろうか。その前には人の列が並ぶのも、アカデミー受賞作品のパワーだろうか。

比較的に会場のスペースを活用した映画宣材のなかでは、やはり野口久光さんのスケッチと、カンヌ映画祭でのパパラッチ写真が非常にバーグマンの人柄を感じさせて魅力的。

会場には、早々から、いかにもイングリッド・バーグマンのファンだったらしい、小粋な高齢者が目立ったが、意外にも若いギャラリーも多いのだという。

中央のショウケースには、日本公開時の劇場プログラムや、スチール写真、作品DVDからレーザー・ディスクなどの珍品も並んでいるが、それは当方の趣味のコレクション。

この展示会のために、カビ臭い本棚や映画関係資料ケースに中から引き出したもので、われながら、その珍しさに久しぶりにお目にかかったのは幸福だ。

 

●入場は無料ですので、ぜひ、9月5日(月)までの開催中に、足を運んで頂きたい。 


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