ほしちゃんの「続・なるようにしか、ならん」。

安くてウマいもんと料理と旅行と音楽と競馬が好きなサラリーマンの暮らしを、ありのままに綴ります。

夏の甲子園、試合時間を考えたらどうか?

2018-07-18 20:00:00 | 思うこと

全国高校野球選手権大会、いわゆる夏の甲子園が今年で100回目を迎え、既に各都道府県で熱戦が繰り広げるられている。
例年甲子園を賑わす強豪校が既にいくつも予選で敗退しており、勝ち続ける事の難しさを物語っている。

夏の甲子園は灼熱地獄で有名だが、今年は7月の段階で40℃超えの地点もあり、例年以上の酷暑となっている。
真に強い高校が集う甲子園大会はまだしも、予選の段階でこれだけ暑くなっては選手や監督、保護者、応援団らの肉体的負担は相当なものだろう。

熱中症や熱射病で倒れた、命を落としたというニュウスが連日報道されているが、本当にこのままでは高校野球で死人が出てしまう。
観ている人はもちろん、選手の命が脅かされるほどの酷暑だ。

日程の問題、甲子園を本拠地とする阪神タイガースが今以上の長期ロードには出られないなどの問題はもちろん承知のうえだが、この暑さで本当に夏の日中に屋外で野球をやるのは無謀だ、と思われる暑さになってしまったという事実を、高野連は是非正面から捉えてほしい。

「高校野球とは、そういうものだ。」
という意見も理解出来る。
選手は納得のうえでやっているのだから。
しかし高校野球は、「教育の一環」としてプロ野球にはないいくつかの別のルールが導入されている。
今年から夏にも導入される延長タイブレークはその際たる例だが、死球などのケガの際の臨時代走もそれに該当する。
甲子園で投げ過ぎて肩や肘を壊した投手は過去何人もおり、投手を守るために毎年のように球数制限の導入が議論されてきたが、延長戦を減らすタイブレーク導入で決着したようだ。

準決勝前日の休養日導入と合わせ、ひとまず投手の負担は少し軽減されたが、この暑さは全員に影響する。
「教育の一環」として様々なルールが適用されている一方で、この炎天下で野球をやる事はそもそも「教育の一環」なのか。
既に今年は、中学や高校の部活で倒れる生徒が続出している。各学校は以前のような炎天下のシゴキを真剣に改めざるを得ないところまで来ている。

そこで私の個人的意見。
例えば第一試合が8:00からスタートして10時過ぎに終わるとする。そこで一旦休憩し、第二試合を15時、第三試合を18時スタートの1日3試合とする。
すなわち、最も気温が上がる11〜14時には試合をさせない。

当然、そんな緩い設定では期間中に全試合を消化出来ない。
仮に49校出場で準々決勝4試合、準決勝2試合、決勝1試合とすれば準々決勝までは41試合。
41試合を、まず1日3試合で14日間やる(初日は開会式と2試合)。
そこで残った8校を一旦各都道府県に戻し、阪神タイガースの試合を1カード(3試合)やる。
球場のしつらえの問題があるが、塁間の規格が変わったりするわけではないので全く問題ない。
移動日を含めて5日後に、準々決勝・準決勝・決勝を一気にやる。
もし3連戦がキツければ、そこでまたタイガースに1カードやってもらおう(笑)。
当然期間が延びれば運営費用もかかり、勝ち残った高校の負担も増えるがそこは入場料の大幅増額(但し在校生は据え置き)で対応してはどうか。
それだけのおカネを払っても観る価値のあるコンテンツであり、何より選手を守るための日程延長・運営費増大だからこそ、熱心なファンほど値上げに異論を挟まないのではないか、と推測する。

NPBとの兼ね合いなど実現性は低いが、いずれにせよこの地球温暖化の中で夏の甲子園が今のままの日程では厳しい、という事は、高野連に理解していただきたいのである…

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