ほしちゃんの「続・なるようにしか、ならん」。

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「チャンピオンズカップ」というダサい名前を、何とかせよ。

2017-12-02 23:48:09 | 競馬

いよいよ12月に入り、中央競馬も中山と阪神、裏開催の中京を残すのみとなった。
明日は秋のダート王を決める「チャンピオンズカップ」なるG1が中京で行われる。元々は「ジャパンカップダート」として東京、のちに阪神で開催されていたものだが、4年前から名称変更と共に中京で開催される事になったのである。

JCダートがJCダートでなくなったのは諸説あるが、まずメンバーが集まらないため国際招待レースである必要がないのでは、と云われた事。
および米国の有力馬を呼びたいのだが米国の競馬場は全て左回りであるため、右回りの阪神が敬遠されて左回りの中京になった、と云われる説が有力だ。
しかし左回りにして海外の有力馬を集めたければ、以前のJCダートのようにジャパンカップ(東京芝・2,400m)の前日のメインレースのまま置いておけばよかったのではないか。
どうも最近のJRAは、やる事なす頃スベッている。

スベッていると云えば、今年から有馬記念の後にもG1があるのをご存知だろうか?
「ホープフルステークス」と言う2歳の牡馬が集うレースで、今年は12/28(平日!)の中山の芝2,000mで行われる。
元々は2歳牡馬のG1レースとして、暮れの中山で「朝日杯フューチュリティステークス」があった。しかし中山の芝1,600mはコーナーのキツいトリッキーなコースで馬の優劣を競い翌年のクラシックを占うには舞台がよろしくないという理由で、広い阪神の芝1,600mに移った。
同じ阪神の芝1,600で行われる2歳牝馬G1の「阪神ジュベナイルフィリーズ」は、広いコースとなって以来ウオッカ、ブエナビスタ、アパパネなど後にG1を勝ちまくる強い馬を輩出したため、2歳牡馬も同じ舞台でという事になったのであろう。
しかし中山G1の減少に中山の馬主協会が苦言を呈し、無理やりG1を作ったのがホープフルSだそうな。
チャンピオンズカップしかり、改悪につぐ改悪と言わざるを得ない。

しかし話を戻して、一番の問題はそのネーミングのダサさである。
「チャンピオンズカップ」と云われて、一体何のチャンピオンなのか。その前の週に1着賞金3億円という恐ろしいまでに高額なお祭りG1のジャパンカップをやっておきながら、1着賞金9,700万円のどこがチャンピオンズカップなのか。
秋の京都の「マイルチャンピオンシップ」は、非常にわかりやすくてカッコいい。春の東京の安田記念と対をなすマイル王決定戦として定着し、レース名に距離が明記されているので何のチャンピオンかよく分かる。
その意味で、チャンピオンズカップもせめて「ダートチャンピオンシップ」ぐらいには出来なかったものか。

あるいは、その競馬場の名物重賞の名を冠してG1に格上げ、というのもアリだ。
1996年のレース改編で「春にもスプリントG1を」という事で中京にG1「高松宮杯」(のちの高松宮記念)が出来た。その年はナリタブライアンが出走するというので大変な人気になったが(結果は4着)、元々高松宮杯は夏の中京の芝2,000のG2として定着していたレースであり、そのパターンもアリであったはずだ。
金鯱賞、中京記念、東海Sなどの名物重賞のG1格上げでは、なぜいけなかったのか?

そのチャンピオンズカップだが、馬券は去年の覇者サウンドトゥルーから入る。
あとは近走好調なロンドンタウン、テイエムジンソク、ケイティブレイブ、人気だがアウォーディー、春の覇者ゴールドドリーム、距離が長い気もするはコパノリッキーも押さえる。