幻の詩集 『あまたのおろち』 by 紫源二

幻の現在詩人 紫源二 の リアルタイム・ネット・ポエトリー

神秘家 mystic

2016-05-04 22:41:22 | Weblog
神秘家
mystic
oil pastel on A4 paper

彼は、もし宇宙に意識が無かったら、存在するという意識もなく、この宇宙には何も存在しないことと同じことになってしまうことを知っている。
そして彼は、“宇宙が存在すること”と、“私の意識が存在すること”は、最大の神秘であり、その二つの神秘が伴に“私の内”に存在することを知っている。
そして、彼(彼女)は二元を超えているが故、その精神において、男、女を超越している。
彼は「哲学的思考によってしか認識できない“有”が存在する」と言う。


GW

2016-05-03 21:03:31 | Weblog

連休は私一人で実家の離れに篭っている。
妻や娘はその方がいいらしい。
実家にはもう認知症の母は居らず入院しているのだから、わざわざ実家の離れに居る必要性はないが、私も好きなことをして一人で居られる方がいい。いろいろ書かなければならない書類もあるがそれには手を付けず、一人で絵などを描いている。外に出るのは夕方腹が減って何か食べに行くときだけである。こういう日々が続けば芸術に全てを打ち込めるのだが、連休もあと2日で終わってしまうのであった。

道化 詩人 Glosbe

2016-05-03 19:56:53 | Weblog

道化 詩人
Glosbe
oil pastel on A4 paper

道化の詩人にとってこの世は遊び場のようなもの

遊びといってもいろいろな遊びがあることを知っている

一番好きな遊びは“私は誰か”を表現すること

道化師は真剣になって自分は道化だと言う

自己が破滅するまで

宇宙が存在する偶然に付き合っていくのが運命だと

覚悟を決めている






blanc et noir

2016-05-03 18:59:31 | Weblog

blanc et noir

世界は、白と黒で大方できている

でも少しでもいいから、色が必要だ

色が無い世界だったら

僕は白が好きだ

一番明るい光の色

僕は黒い木炭が嫌いだ

描いていると僕の手も真っ黒になるから

でもやっぱりノワールが一番好きだ


革命家

2016-05-03 00:26:07 | Weblog

革命家
A revolutionary
oil pastel on A4 paper

彼にとって世界は無限に改革すべきもの

彼の魂の内には、イデアが燃えていて

至高の理想を少しでもこの世に顕現させるためには

命すら差し出す覚悟ができている



wife of revolutionary 1,2,3

2016-05-02 22:24:30 | Weblog



革命家の妻
wife of revolutionary1,2,3
oil pastel on A4 paper

革命家の妻は

生まれつき、恐れを知らない

彼女が今の夫に出会ったとき

彼の中では恐れと勇気が戦っているのを感じた

彼女はこの世に正解はないのを知っている

革命家の夫の内側には無尽蔵な勇気に溢れていることを知っているから