幻の詩集 『あまたのおろち』 by 紫源二

幻の現在詩人 紫源二 の リアルタイム・ネット・ポエトリー

 最後には

2013-09-15 02:20:01 | Weblog

 
 
  こんばんわ。
 
  ぼくは世紀末って言葉好きなんだけど
 
  マヤ歴も終わってしまって
 
  世紀末的なものがなくなってしまって
 
  少し残念な気もするが
 
  そんなでもない
 
  つまり、「明日、世界が終るとしたら」っていう問いがあったけど
 
  その問いの雰囲気が好きななんだけど
 
  つまり、もし、明日、世界が終るとしたら
 
  ぼくは、自分の一番好きなことをずっとしているだろう
 
  たぶん、風呂に入って、身体をきれいにしてから
 
  ベッドに横になって、好きな音楽をガンガンに聞きながら
 
  アシッドとか、眠剤とか、それに類するものを飲んで
 
  夢と現実の狭間で
 
  地球が揺れ動き、火山が爆発し、それらをTVで報道するのを見ているだろう
 
  とても、興奮して
 
  たぶん愛する人と一緒に毛布にくるまって
 
  「本当に世界が終るんだね」ってわくわくしながら
 
  愛し合いながら、抱き合ったまま
 
  眠剤とか、トランキライザーとか、鎮痛剤とか、向精神薬とかを飲んで
 
  すこし、意識を変容させて
 
  ベッドの上で抱き合いながら、TVを見ながら
 
  人類が地球の天変地異で滅びていくニュースを見て
 
  興奮しながら、コーラを飲んで、でポテトチップスを食べながら
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
 

最新の画像もっと見る