幻の詩集 『あまたのおろち』 by 紫源二

幻の現在詩人 紫源二 の リアルタイム・ネット・ポエトリー

なんで生きているのだろう

2019-09-22 22:39:25 | Weblog

なんで生きているのだろう

植物状態でただ生き延ばされている人もいる

そうじゃなくても

誰にも会わずに一人で部屋に引きこもっている人もいる

そうじゃなくても

無期懲役の刑で死ぬまで刑務所の中にいる人もいる

なんで生きているのだろう

そうじゃなくて

僕は自由かもしれない

なんでもできるかもしれない

でも週5日一日9時間の労働で

食うため寝るため住むため着るために

金を稼がなければならない

生きるために働くのか

働くために生きているのかわからない

そうじゃなくても

そこそこの年金かなにかを貰えて

働かなくても食べていけるようになったとしても

自由になった時間で僕は何をする?

一日中寝ているのではないか

なんで生きているのだろう

偶然にもこの世に生まれきたから?

この私として

私は私としてこの世に生まれてくることを選んだ覚えはない

気がついたら

私はこの私として

この時代のこの世のこの環境の中に

生きていた

何故なのかわからないままに





















最新の画像もっと見る

コメントを投稿