幻の詩集 『あまたのおろち』 by 紫源二

幻の現在詩人 紫源二 の リアルタイム・ネット・ポエトリー

drawing 『あの世の入り口』

2019-12-05 10:00:00 | Weblog

『 あの世の入り口 』
pen on A4 paper
 



 
  
母は三途の河を渡っただろうか。
三途の河を渡るにも、生前の行いによっていろいろあるという。
世間では評判の悪かったお坊さんでも、出家したお坊さんなら、ちゃんと三途の河に橋が架かっていると聞いたことがある。
逆に、出家してない凡夫は、行いの良かった人は橋が架かっていなくても、舟に乗って渡ることもできるようだ。
三途の河を泳いで渡らなければならない人もいる。生前の行いの悪かった人は、川幅がとても広く、濁流で流されることもある。
逆に、生前の行いの良かった人は、川幅が狭くて、軽くまたいで渡れることもあるらしい。
そんなことを考えながら、絵を描いていると、ふと馬を思い出した。
生前、母と展覧会を見に行ったときのことだ。
坂本繁二郎の絵がたくさん展示されている展覧会だった。
母は坂本繁二郎の馬の絵を見て、「私は坂本繁二郎の馬の絵が大好きなの」と私に言った。
僕はそれほど好きではなかったので、どこがそんなにいいのだろうかと思ったが、母は目を輝かせて坂本繁二郎の馬の絵を見ていたのを思い出した。
今から思うと、坂本繁二郎の馬の絵は、淡いパステル調の油絵で、馬の優しさがとてもよく表現されていた。パステル調ではあるが、印象派のゴッホの絵にも似て、力強い精神性も感じられた。馬の優しさ、そしてそれを表現した坂本繁二郎の精神性に、母は感動したのではないか。そんなことを考えながら、ドローイングに馬を何匹か描き入れてみた。
 

以下 Facebook

Barry:
Nice ship

Me:
Oh really ?
Thank you Barry !
I want to row this boat 😊

Barry:
Best way to get to the Astral Realm
You found the boat in minds eye
and put it in your art.

Me:
Yes !
My mother has died 3 days ago.
I think she's now sailing her journey
to that Astral world.
So I want to sail the boat
for her with her.
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 





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