幻の詩集 『あまたのおろち』 by 紫源二

幻の現在詩人 紫源二 の リアルタイム・ネット・ポエトリー

 暖かい風

2013-09-15 01:39:14 | Weblog

 
 
 ちょっと頭に熱があって
 
 外では暖かい風が吹いていて
 
 ぼくはもう何も考えられなくて
 
 眼を瞑ると天使がいて
 
 ぼくのお葬式はきっと楽しいにちがいないなと思って
 
 脳の中で記憶と時間が溶け合って絡み合って
 
 雨となって地上に降り注いでも
 
 ぼくは今一番行きたいところへ
 
 自由に何処にでも行ける
 
 たとえ誰かがだめだと言っても
 
 たとえそれが何処にあるのかも分からなくても
 
 ぼくは何処にでも行ける
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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