幻の詩集 『あまたのおろち』 by 紫源二

幻の現在詩人 紫源二 の リアルタイム・ネット・ポエトリー

マイナーに外れたソプラノ

2014-11-18 22:57:22 | Weblog

灰色の首
マイナーに外れたソプラノ
一度は考えたことがある
目には見えないセラピールーム
味方はそれしかなく
あとは自殺のための高層ビル
立体交差の高速道路でもいい
新宿の
朝の
ガラスのビルは硬く
眠く
静かに眩暈の渦の中に
揺れて
揺られて
渡るスクランブル交差点


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