油汗をダラダラ流し
固い腱を指でたどれば
横滑りして
埋没する
女はバーチャル
青紫のシグナルで誘惑し
走り去る
肉のスティックを
柔らかい粘土に突っ込み
一気に引き抜くと
スポンと穴が開いて
痛痒い
女は言葉になる
にじみ出た
尻の海に
月が碧く映る
もうすこし本気で
からかったら
詩になったかもしれない
そう
窓から
街路樹の上に
放り出した
魂
ドクター
拾い上げて
コレクションしてくれよ
きみのジョーク
殺してやるから
食卓に並べて
メイクラブしようじゃないか
鏡に映った
逆さまの
文字
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