幻の詩集 『あまたのおろち』 by 紫源二

幻の現在詩人 紫源二 の リアルタイム・ネット・ポエトリー

 エネルギー

2012-11-14 02:48:34 | Weblog

 
 
  あの目に見えないほど微かに輝く星ほどにも
 
  小さな人間の一人として
 
  悲しみと慈しみを感じる夜
 
  天使に祈っても
 
  飛んできてくれやしないし
 
  そして、この胸の想い
 
  どこにも届きやしない
 
  それでも、報われることのないただの妄想として
 
  明日の朝日に消えていくだけだとしても
 
  
  気をつけて、目を開けていよう
 
  なにか途方もないことに気付くこともあるかもしれないし
 
  それはもしかしたら神秘かもしれないから
  
  つまり、光の彼方からやってきて
 
  なぜ私は生から死の闇へと遷り変っていくのかを
 
  静かに物語っているかもしれないから
 
 
  そうだ
  
  こんど、きみと話がしたい
 
  そんな話
 
  きみと話せたら楽しいにちがいなけど
 
  なかなかきっかけがないから難しいけど
 
  きっと、なにかの役に立つよ
 
  もし話しができたら
 
  きっと、今まで気付かなかったことに気付くよ
 
  あなたの中の、なにかとっても不思議な、アート的な創造のエネルギー
 
  エネルギー
 
  それって、力の源泉、でも、物理的な力じゃなくて
 
  美とか善とかの触ることのできない目には見えない力の源泉
 
  僕の精神の中に流れ込んでくる
 
  僕の精神そのものが純粋で静かになったとき
 
  はじめて気付く
 
  エネルギー
 
  そんな話がしたい
 
  何に気付き、どんなエネルギーに満たされているか
 
  もし、きみと話ができたら
 
  きっとそんなエネルギーに満たされるだろう
 
  そんな気がする
 
  だからそれを感じながら
 
  その話をしながら
 
  分かち合いたい
 
  きみとそのエネルギーを
 
  そんな気がするんだ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  

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