幻の詩集 『あまたのおろち』 by 紫源二

幻の現在詩人 紫源二 の リアルタイム・ネット・ポエトリー

怒りの脳内ホルモン

2017-05-15 21:15:28 | Weblog

今日は職場でとても頭にくることがあって、帰宅してからも怒りが収まらなかった。もちろん私は精神と肉体が別のものであることを熟知しているので、頭の中の怒りをそのまま外に現すことはしなかった。精神がそれを肉体に表現することを許した瞬間に、それは外に現れる。でも、この場合「逆も真なり」は成り立たない。精神が肉体に「怒りよ静まれ!」と命じても、身体に分泌されたアドレナリンはすぐには再吸収されない。私の場合は特にそうだ。再取り込みを疎外する向精神薬を長年飲み続け、最近離脱したせいだということを知っている。犬は、怒って吠え立てても、主人が「静まれ!」と命じるとすぐに吠えるのをやめて尻尾を振り始める。犬の脳内では、一緒にしてアドレナリンがレセプターに吸収されてしまうからだ。脳内ホルモンと神経というのはかくもとても不思議だ。怒りがしばらく収まらなかった私の身体は、あちこちが痛み始めた。怒りのホルモンの自己中毒だ。例えば、いろいろな病気がそうした“自己中毒の痛み”から引き起こされるのではないか。シャワーを浴びながら鏡で自分の歪んだ口を見つめていたら、やっと怒りのホルモンが脳内から消えていった。😄👌















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