幻の詩集 『あまたのおろち』 by 紫源二

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 詩人の詩

2008-05-03 18:44:51 | Weblog


 詩人が詩を書くという詩をぼくは書いた
 
 でも詩人の書く詩はうそっぱちだから
 
 ぼくは詩人にはならない
 
 詩も書かない
 
 でも
 
 詩人が詩を書かなくなったとき
 
 詩は死ぬから
 
 うそっぱちでもいい
 
 詩人は詩を書け
 
 ぼくはそれを読み
 
 涙を流す
 
 そして書く
 
 詩人の書く詩は
 
 うそっぱちだと
 
 
 
 

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