幻の詩集 『あまたのおろち』 by 紫源二

幻の現在詩人 紫源二 の リアルタイム・ネット・ポエトリー

夜になると

2019-08-24 02:57:36 | Weblog

夜になると眠れなくなる

誰か助けてほしい

なんでも僕のことがわかるスピリチュアルカウンセラーのように

できれば思いがけないことを指摘してくれればなおいい

僕の過去世とか(?)

夢を見ている間に行っているところはどことか(?)

そういえば、不思議ちゃんに会ってる頃は僕も不思議だった

スピリチュアルなことが身近にあったし

サイキックなことが簡単に起きると思っていた

でも考えてみると

他人のことを理解するなんて

サイキック的なこと以外のなにものでもないような気がする

僕は弱く弱くなって

ついには自分で立ち上がれないくらい無力になって

地面にしゃがみ込んだ

そうしたら

僕の素足をたらいの中で洗ってくれた人がいた

鮮明な夢を見て

そして僕は脳を壊した


あの頃と何が変わったのだろう

何も変わってない気がする

逆に言えば全てが変わった

僕の行動

周りの環境

何をして何に追われていたか

全部が変化しているが

本当は何も変わっちゃいない

見る夢は変わったが

見る主体は変わらないように

そして

この主体が問題なんだと

主体それ自身が思っている

でもそうじゃない

そう思っている思考は

じつは主体ではなくて

その他大勢の中の客体の

ごく一部でしかないということだ

それに気づく人はほとんどいない

だから

僕は誰にも助けられない