幻の詩集 『あまたのおろち』 by 紫源二

幻の現在詩人 紫源二 の リアルタイム・ネット・ポエトリー

道化師の妻

2016-05-03 22:06:38 | Weblog

道化師の妻
wife of a clown
oil pastel on A4 paper

道化師の妻は富も名声も期待していない

ただこの世はサーカスで

人生はジョークだということを知っている

詩人で道化師の夫の価値観を理解しているから


GW

2016-05-03 21:03:31 | Weblog

連休は私一人で実家の離れに篭っている。
妻や娘はその方がいいらしい。
実家にはもう認知症の母は居らず入院しているのだから、わざわざ実家の離れに居る必要性はないが、私も好きなことをして一人で居られる方がいい。いろいろ書かなければならない書類もあるがそれには手を付けず、一人で絵などを描いている。外に出るのは夕方腹が減って何か食べに行くときだけである。こういう日々が続けば芸術に全てを打ち込めるのだが、連休もあと2日で終わってしまうのであった。

道化 詩人 Glosbe

2016-05-03 19:56:53 | Weblog

道化 詩人
Glosbe
oil pastel on A4 paper

道化の詩人にとってこの世は遊び場のようなもの

遊びといってもいろいろな遊びがあることを知っている

一番好きな遊びは“私は誰か”を表現すること

道化師は真剣になって自分は道化だと言う

自己が破滅するまで

宇宙が存在する偶然に付き合っていくのが運命だと

覚悟を決めている






blanc et noir

2016-05-03 18:59:31 | Weblog

blanc et noir

世界は、白と黒で大方できている

でも少しでもいいから、色が必要だ

色が無い世界だったら

僕は白が好きだ

一番明るい光の色

僕は黒い木炭が嫌いだ

描いていると僕の手も真っ黒になるから

でもやっぱりノワールが一番好きだ


革命家

2016-05-03 00:26:07 | Weblog

革命家
A revolutionary
oil pastel on A4 paper

彼にとって世界は無限に改革すべきもの

彼の魂の内には、イデアが燃えていて

至高の理想を少しでもこの世に顕現させるためには

命すら差し出す覚悟ができている