幻の詩集 『あまたのおろち』 by 紫源二

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 くすり

2013-11-09 23:56:32 | Weblog

 
 
  なにもできない
 
  くすりのせいかもしれない
 
  やばいくすりらしい
 
  たしかにそうかもしれない
 
  はかいされていく
 
  きりょくもたいりょくもしこうも
 
  オートマンになって
 
  くすりづけになって
 
  やくざいがいしゃがおおもうけする
 
  そんなすばらしいせかいができつつあるのかもしれない

  
  しゅうきょうなんてほんとうになんのやくにもたたない
 
  とくにキリスト、ぶっきょう、イスラム、ユダヤ
 
  いっしんきょう
 
 
  かがくだけがしんぽして
 
  さいきんのぶんしせいぶつがくと
 
  だいのうせいりがくががったいして
 
  しんやくかいはつのせいやくかいしゃが
 
  とっきょをとっておおもうけするしくみができて
 
  それのモルモットになってるのが
 
  いまのぼくのじょうたい
 
  
  なぜそれにあまんじているのかって?
 
  ぬけだそうとしたけどぬけだせないんだ
 
  けっこう、のうないぶんしげんごっていうまやくは
 
  じぶんのいしのちからだけではどうにもならないらしい
 
 
  むかし、えるえすでぃーをやって
 
  こんなものにまけるかって
 
  いしきをひっしでたもとうとしたけど
 
  やっぱりだめだった
 
  かってにひっぱっていかれた
 
  じぶんのいしきに
 
 
  それとおなじように
 
  くすりをのむと
 
  じぶんのいしではどうにもできなくなる