今日はたらふく食べた
食べることを我慢しなかった
外は冷たい雨が降っている
とっても気持ちがいい
ここがもし山の中なら
そして周りになにもなく
静かで
風の音が聞こえるだけだったら
もっと気持ちいいだろうに
都会の住宅街だと
車は走るし
夜中なのに歩く人の話し声が聞こえたり
窓を開けていると
雨の音だけに
耳を澄ませていられない
それに明日の仕事のことを考えると憂鬱になる
考えなければいい
この夜だけに意識を合わせ
雨の音だけを聞いていればいい
もしそれだけさえできたなら・・
そんな歌があった
もし、雨の音さえ聞けたなら・・
もし、夜が永遠だったら
それだけで幸せ
もちろん、命は終わりを告げるだろう
太陽が昇らない永遠の夜
でも、ずっと静かでいられる
ずっと祈っていられる
もし、冷たい風が吹いてくる夜が永遠だったなら
ずっと詩を考えていられる
たったひとりの夜よ、永遠なれ!
なにもいらない
光も、熱も、言葉も
でも、夢の中でなら
海もいいかも
夏の海
夢の中なら
あなたに会って
お話して
お茶を飲んで
笑うのもいいだろう
いつか想い出になるような
輝く時を過ごせるだろうか
もしあなたと逢ったなら