幻の詩集 『あまたのおろち』 by 紫源二

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 やり残したこと

2008-07-14 22:59:54 | Weblog

 

 きょうも早く寝ようと思ってたのに
 
 こんなに熱くては眠れない
 
 だから余計なことをしてしまう
 
 言葉を綴って
 
 自分自身に問いかける
 
 いったいなにを想っているのか
 
 きっとぼくは
 
 価値あることを探しているのだ
 
 一日中起きていて
 
 なにかしていたのに
 
 なんにも価値あることをしなかったような気がするから
 
 もう寝る時間になって
 
 眠れない
 
 なにかしなければならないような気がして
 
 それがなんだかわからない
 
 それがそんなに簡単にできるものだとも思わない
 
 でも
 
 ただ眠ってしまうことはできない
 
 きっと、死ぬ時もこうなんだろうな
 
 なにもできなかったと思いながら
 
 意識が薄れていくのだろう