ねえ
きみ
ぼくが
きみのこと
こうしておもってること
きみはしらない
だから
さっき
いってきたよ
だれもいない
まっくらなよるの
じんじゃのもん
さっき
いってきたよ
たのしいさいごの
おもいでのひ
だから
きみがいるところに
さっき
いってきたよ
だれもいない
まなつのうみの
まっくらなよる
きみは
くじらのうたでも
うたうだろう
かなしいしらべ
ぼくはすきだよ
こえがでないけど
ぼくはさけぶよ
きみのひとりごと
きいたのは
このあいだの
だれもいないよる
あなたは
うつくしいと
ぼくはいったっけ?
ぼくはだれに
いったっけ?
しゃべれないいんだ
さけぶことも
できないんだ
でも
あかいしたを
ぬかれたわけじゃないよ
ぼくは
きみの
したを
みている
だってきみは
こわいほど
やさしんだ
ぼくを
あいしているなんて
きみはずいぶん
かわってるね
もしそうなら
このよのうつくしいできごと
しぬまでに
こどもが
ろうじんに
しつもんすること
ぼくにはこたえられるよ
それは
きみをすきなこと
それをきみに
いえること
でも
きみは
ぼくを
すどおりする