星に願いを~ 美月より心を込めて

徒然に想いのままに綴ります。不快に感じる方は通り過ぎてくださいませ。

乱れる炎で身を焦がし

2012-12-23 11:07:17 | ふたりごと

はじめて彼と結ばれた日

カーテン越しに瞳に映った景色

大学生独特の香り漂う色香

あの日あの瞬間の雲の動きさえ

すべてが優しい風合いで

何もかも愛おしい風景として

心に刻み込まれている

この世界で二人だけが

共有してる甘い想い出・・

彼の広い腕に抱きしめられて

「オンナ」として目覚めた私は

『生まれたての人魚のよう・・』 だと

彼がつぶやいた・・

 

私が16歳になる日を指折り数えて

彼に捧げた 「ロストバージン」

私達が恋人同士として過ごした

五年の月日・・・一秒たりとて

無駄に過ごしたことはありません

時の大切さを誰よりも

ふたりがわかっていたから

結ばれない叶わないことを

引き裂かれることを

心の片隅で予感できていたから

それでも僅かな望みに賭けてみた

許されるかも知れないと・・

 

私が子供過ぎて彼を困らせた

中学生の私が大学生だった彼に

大胆かつ我儘な愛を押し付けて

強襲をかけて誘惑しました

逃げ惑う彼を押え込み(笑)

分別のない子供だったから

はじまってしまった私達

 

私の異常さのひとつは

この記憶力です

14歳で恋におちてから

今日のこの瞬間まで

鮮明に覚えているのです

過去にならない哀しみ・・

消え惑った過去の灯が

狂おしい愛の風にさらされて

彩を失うように乱れる炎となった

身も心も燃えつくす炎に・・

 

生まれ変わっても彼に恋する

たとえ記憶を消されても

必ず彼に恋におちる

これほどの強い恋心が炎上して

神々の怒りを買い

願いを叶えることを拒まれる

この終わりのない想いに

終止符を打てる日は

来ないのですから・・

この炎と、ともに生きていくしか

道はないのです

この身を焦がして

彼を愛し想いながら・・・



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