今日午前中に3名の死刑執行が行われた。そして、保護観察中の「仮釈放」の取り消しも可能とする更生保護法の強行採決も先刻行われた。少年法に続いて、2度目の連続強行採決である。安倍総理の「美しい国」というのは議論を封じて与党多数で押し切るだけの翼賛国会なのか。
今日は、安倍総理訪米があり、戦後補償に門前払いの最高裁判決があり、死刑も執行された。衆議院法務委員会で夕刻に起きた混乱、そして強行採決はどこまで報道されるのか。森元総理のウェストが縮んだというどうでもいいニュースは新聞記事になるが、肝心要の国会の形骸化・翼賛化について「社会の木鐸」としてメディアは機能してほしいと強く思う。
(追記4月28日朝日新聞)
委員会の採決強行は18日の少年法改正案に続き2回連続。野党の平岡秀夫筆頭理事らは抗議の記者会見を行い、「なぜこんなに急ぐのか。今までにない強引な議会運営に危機感を覚える。共謀罪法案も強行採決する地ならしとも思える」と怒りをあらわにした。与党の棚橋泰文筆頭理事は「野党が審議に応じないことこそ問題。審議は十分だ」と述べた。
とようやく報道された。「強行採決」が続く国会が連休明けも続くようだと、「共謀罪もこの調子ですんなり通過するのではないか」というシナリオが与党内に持ち上がってきても不思議ではない。十分に警戒しつつ、国会レポートを詳細に送っていきたい。
死刑執行に抗議する社民党声明
2007年4月27日
死刑執行に強く抗議する(談話)
社会民主党党首 福島みずほ
本日、東京拘置所、大阪拘置所および福岡拘置所に収監されていた死刑囚3名に対して刑が執行された。社民党は死刑制度が人道と社会正義に反するものとして、その存置に強い疑問を呈してきた立場から、今回の死刑執行に強く抗議する。
今回の死刑執行は、1993年から15年連続となるものであり、長勢法務大臣としては昨年12月に続いて2度目である。連休のため国会審議が行われないことを見越して、同時に3名も執行した法務省の姿勢は、言語道断と言わざるを得ない。
1989年の国連総会で「死刑廃止条約」が採択されて以来、国連人権委員会でも「死刑廃止に関する決議」がなされ、死刑存置国に対して「死刑に直面する者に対する権利保障を遵守するとともに、死刑の完全な廃止を視野に入れ、死刑執行の停止を考慮するよう求める」とした呼びかけがなされている。今回の執行は、死刑制度の廃止に向かう世界の流れに逆行したものである。
死刑制度については国内外で大きな議論が起きていることを勘案し、制度の存廃や死刑に代わる措置など刑罰の在り方について国民的な議論を尽くし、その間、政府は死刑の執行を差し控えるべきである。社民党は、今後も死刑制度の見直しに全力を挙げて取り組む。

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