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衆議院予算委員会で「少子化対策集中審議」が始まった。「女性は産む機械、装置」という柳沢発言と、昨日の「若い人たちは結婚をしたい、それから子どもを2人以上持ちたいという極めて健全な状況にいるわけだから」という「健全」発言は柳沢大臣と安倍内閣がどのような価値観を持って少子化対策にあたろうとしているのかを示してあまりある。

「子どもが産みにくい社会をつくっている責任者は誰か」という問題を脇において、「ひとり頭で頑張ってもらうしかない」と上から見下ろすようにして、個人個人の「決意」「頑張り」に期待するという感覚。本来なら昨日の発言も、「健全な状況」と語るのではなく、「(子どもは2人以上持ちたいと)夢を持っている状況」と言えばよかったのに、「健全」という太鼓判を「結婚し、子ども2人以上希望する」という出産数と結びつけて語った。まるで、ライフプランや出産数、子どもの有無について「健全」「不健全」という評価や価値観がにじみ出たものとして受け止められた。

子どもがつくりにくい社会とは、低賃金・不安定雇用が常態化している社会である。とりわけ、非正規雇用における女性の低賃金は不況期にいっそうひどくなってしまった。子どもが生れて働こうとしても、安心して預けられる保育所が見つからない。保育所が見つかったとしても月収の半分以上を支払わなければならないという状況だ。この社会構造を改善していく職責が厚生労働大臣にあるのである。

「少子化対策」を社会的な環境整備でなくて「個人のやる気」にすり替えることは許されない。ホワイトカラーエグゼンプション(残業代不払い法案)を推進すれば、サービス残業が合法化され雇用条件は悪化する。低すぎる賃金水準を引き上げるための「最低賃金」の改訂も絶対必要な政策のひとつである。子どもが産みにくい社会とは、「個人」に責任を収斂し社会的な支援を手薄にしている社会ではないか。

民主党の枝野幸男議員が、今日の予算委員会で御手洗富士夫・日本経団連会長の参考人招致を要求した。「偽装請負」に自ら手を染めながら、経済財政諮問会議で「請負」をめぐる現行制度の見直しを求めていることを正面から問題にしたものだ。当然の要求であり、私も賛成だ。「強い立場」にある経済界を代表する人々が、企業収益を働く人に還元するための社会的責任を果たすように姿勢を改めてもらうしかない。これこそ、少子化対策だ。



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