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ちょうど1年前には「10月26日投票」が既定事項のように報道され始めていた。私は、世田谷(東京6区)から杉並(東京8区)に選挙区を移して、迫り来る衆議院選挙を闘おうとしていた。何もかもが急だった。事務所も探さなければならないし、選挙カーもつくらなければならない。選挙ハガキも、チラシも、ポスターもとキリキリ舞いとなった。そして、毎朝のように駅頭に立って街頭演説し、土曜・日曜はハシゴで各所でスポット演説を繰り返した。ミニ集会や、連続講座、イベント、集会なども連続して行い、その間「12月選挙」「1月通常国会冒頭選挙」「4月予算成立後選挙」「7月都議選同時選挙」などの情報に振り回されて、緊張感を解くことなく走り続けたきた。

今、8月の暑さの余韻が残るこの季節に、蝉の鳴き声も遠のいていく日々に、突然この1年が「圧縮装置」でポーンと一瞬にして過ぎたような錯覚に陥る。一方では社民党という少数政党に属してきたこともあって、国会では質問につぐ質問で多くの時間を費やしてきた。選挙結果をふり返ると、いわゆる「ドブ板活動」の不足を指摘する人たちも少なくない。私の政治活動の流儀は、国会質問や論戦を主軸として組み立ててきたものであり、明らかに「国会活動重視型」だった。しかし、それでいいじゃないかと思っている。

質問なんかしても一票にもならんぞ……という「永田町の常識」を完全に破壊するまでにはなお時間がかかるかもしれないが、11年間で546回の質問を重ねてきた体験は以前よりずっと有権者に聞いてもらえる状況になってきた。そして、昨日は
「連立政権合意」が成立して、社民党も連立与党の一翼をになうそのときに「非議員」であるということは何とも悔しいが致し方ない。

このところ、社民党の連立政権協議の推移を見守る記者からの質問を受け、また早くも過去の「年金」や「道路」の質問の趣旨について追跡取材したいという取材も受けている。後片付けをしたいのだけれど、次から次へと電話や来客があってままならないのは、感謝すべきことなのだろう。

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