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 今週の『週刊朝日』に大田昌秀元知事のインタビューが掲載される。『答えを誤ると、沖縄の怒りが爆発する』というタイトルで4頁にわたって大田さんは語り続けている。本当は、水も飲まずに3時間半語り続けたインタビューだったので、分量としては5分の1ほどに縮めなければならなかった。今、「普天間問題」で大田さんの発言・提言は、まさに旬である。私のインタビューが、この問題の理解を深める一助になれば幸いだ。

 なんでも総力をあげて取り組むのが私の性癖で、今回の「普天間問題」の記事を書くのに沖縄を2回訪れ、そして大田さんの著作も含めて4~5冊の本を読んだ。「沖縄戦」の体験は、筆舌に尽くしがたいだろうし、私などが想像しても遠く及ばないとの自覚があるが、はたして「戦後世代」の政治家にどれだけその認識があるのかどうか問い返したくなる。

 今朝の朝日新聞を読んでいてムッとなったのは、「地元の意向が優先される見通しは今回もない。『地元との合意は最後の局面』(首相官邸高官)すでに鳩山政権内では、まず米国の反応を見極め、それから連立与党と地元の合意――との手順が語られ始めている。別の首相官邸高官は「どこに移設すると言っても受け入れ先は反対する。死ぬ気で反対してこない限り、地元の意向は反映されない」と話す」(2月21日朝日新聞)という部分だ。

「死ぬ気で反対してこない限り、地元の意向は反映されない」と語る官邸高官の顔がみたい。琉球処分以来、沖縄を「支配」の対象として力で統合し、住民の多数を巻き込んだ沖縄戦は「本土防衛のための捨て石」として切り捨てられた。沖縄戦で死闘が続いている間に、東京では大相撲が行なわれていた。戦後も、沖縄も日本本土も米軍に占領されたが、沖縄だけ分離して「27年間の占領」が続いた。本土の独立のために、「沖縄」は差し出された歴史を持っている。

 歴史を知っていれば「死ぬ気で反対してこない限り」などと口が裂けても言えない。「死ぬ気で反対出来るなら反対してみろよ」という驕慢な意図でないとすれば、この発言を撤回し釈明してもらいたい。「普天間」をめぐる議論が大きく浮上してきた今、ぜひ『どこどこ日記』読者の皆さんに読んでもらいたい本がある。

『徹底討論、沖縄の未来』(大田昌秀・佐藤優著・芙蓉書房出版)

昨年6月、沖縄大学で開かれた公開対談だが、4時間半に及んだ熱烈にして濃密な対談だ。ぜひお読みいただきたい。



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