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 2回目の「起訴相当」の議決で「強制起訴」の権限を有する検察審査会が議事録さえ公開されず、唯一無二の公開情報だった「審査員の平均年齢30・9歳」が誤りだったことが昨日、判明した。事務局が訂正した平均年齢は「33・91歳」だったが、これも「間違いではないか」という問い合わせが各方面から殺到。情けないことに再訂正した年齢は「34・55歳」となった。この「34・55歳」は、東京第5検察審査会の1回目の「起訴相当議決」の時の平均年齢とコンマ以下2桁まで一緒。もちろん、人員は入れ替わっている。

 数字は時として雄弁に物事を語る。私もにわかに理解しがたい話であったので、白い紙に鉛筆と電卓を準備して計算しながら、計算と検算を進めていった。まず、最初の第一報を振り返ってみよう。

[引用開始]

検察審査会:小沢氏議決の委員年齢訂正 平均33.91歳

 東京第5検察審査会の事務局は12日、政治資金規正法違反(虚偽記載)で小沢一郎・民主党元代表を強制起訴することを決めた「起訴議決」(4日公表)にかかわった審査員11人の平均年齢を「30.9歳」から「33.91歳」に訂正すると発表した。事務局の担当者の計算ミスが原因で、事務局は「誠に申し訳ない」と謝罪した。
 事務局によると、平均年齢を計算する際、担当職員が37歳の審査員の年齢を足し忘れ、10人の合計年齢を11で割るなどしていた。議決公表後に一般市民らから「平均年齢が若すぎて不自然ではないか」などと問い合わせがあり、再計算したところミスが判明した。(毎日新聞)

[引用終了]

 この記事が第一報。「37歳の人」を合計するのを忘れて、10人分を合算して11で割っていたとのことなので、念のため検算してみよう。

30・9×11=339・9 これが実は10人分の合計だったはず。これに「37歳」を足すと、333・9+37=376・9となる。これをもう一度11で割ってみよう。34・26となり、報道されている「33・91」にはならない。ということに多くの人が気づいたようで、再訂正の記事が載っている。

[引用開始]

小沢氏起訴議決の検察審査員、平均34.55歳に再訂正

 小沢一郎・民主党元代表を政治資金規正法違反の罪で「起訴すべきだ」と議決した東京第五検察審査会の審査員11人の平均年齢について、審査会事務局は13日、議決日の9月14日の時点で計算すると「34.55歳」になると改めて発表した。

 計算ミスを理由に12日に平均年齢を「30.90歳」から「33.91歳」に訂正したばかり。報道機関から「どの時点の年齢か」との問い合わせを受け確認したところ、任期6カ月の審査員の「就任日」で計算していたという。

 審査員は5~6人ずつ3カ月ごとに入れ替わる。これまで公表した別事件の平均年齢も、異なる就任日を起点にしていたといい、「不適切だった」と判断。今後は議決時の年齢で統一するという。 (朝日新聞)

[引用終了]

電卓ではじいた34・26歳ではなくて、「35・55歳」(議決時)となったが、従来は就任時で計算していたが、今回は議決時で計算したという。一件落着と思いきや、新たな疑念がわき起こる。日本経済新聞の記事だ。(リンク先を間違えていました。訂正しました)

「検察審が1回目の『起訴相当』を議決した時の平均年齢は34・55歳」

エッ? と首を傾げる。2回目の平均年齢も「再計算で34・55歳」、同一案件の1回目の議決も平均年齢「34・55歳」でコンマ以下二桁までぴったり一緒。審査会構成メンバーは入れ替わったはず。こんな偶然が起こる確率はどの程度あるのか。

とここまで書いてきたところで、フリーライターの畠山さんが事務局と電話でやりとりした様子をブログに書いてるよと教えてもらった。読むと、笑ってから空恐ろしくなる内容だ。

割り算とごろか足し算も間違える検察審査会事務局のテキトーさ





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