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本日、昼の予算委員会理事会にこの間、取り組んできた最高裁判所「裁判員制度広報費調査報告」についての「提出要請」を文書で提出した。社民党は理事会の場に入ることが出来ないので、民主党の枝野幸男理事に依頼した。さっそく、金子一義委員長から国会の事務局を経て、最高裁判所に対して文書は渡されたようだ。本ブログ読者にとっては、なぜこの問題に継続的に取り組んでいるのか疑問を持つ人があるいはいるかもしれない。来週、資料と報告が提出されるのを待って、ていねいにまとめてお伝えしたい。

まずは、昨日の予算委員会のやりとりを仮記録で掲載することにする。

2月22日 衆議院予算委員会の質疑

○金子委員長 次に保坂展人君。

○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。
 引き続き、十四億円の要求が出ております裁判員制度の広報費の問題、裁判所の方に聞いていきたいと思います。
 前回、仲間由紀恵さんを起用した六億円のメディア・ミックス契約、これについても、写真撮影など主ないわば事業が終了して、事後的に契約が結ばれた、つまり、契約書が締結されて始まったのではないということを小池局長は認められました。
 そこで伺いますけれども、十月二十日に契約書が締結されたということでありますが、小池局長が決裁をされたときに、これは事後的な締結、実態上の作業はもう始まっているということを知って決裁されたのでしょうか。簡潔にお願いいたします。

○小池経理局長 お答え申し上げます。
 その時点で、その業者側が、そういった業務の準備行為あるいは一部実行行為をしているということは認識しておりました。

○保坂(展)委員 認識していたということは、前回の答弁でも、映画についてもまだ契約をしていないんだ、それから、現在フォーラムで配布されている漫画パンフレットについても、もうできて配っているけれども契約をしていない。会計法上、次々と違反行為を最高裁の経理局長として放置をしていうというのは一体どういうことですか。

○小池経理局長 前回も申し上げましたけれども、この一連の広報予算、裁判所から見ますと、例のない多額の予算でございます。これの無駄ない執行をするために、業者から出ている見積書とかそういうものを十分チェックする、そういったものがふなれであったということでございます。それから、いろいろ事務がふくそうして、こういう状況になっていた。
 私としては、そこの、無駄な執行をしてはならぬというところに非常に力点を置いていたがために、このようなおくれを招いたのではないかと考えております。

○保坂(展)委員 今、見積書に書かれている数字をおっしゃいました。私は、今の小池局長の答弁は非常に今後影響が大きいと思いますね。 会計法上規定されている問題についてどのぐらい最高裁は厳密にやっていたのか、根底から問われる事態だと思いますが、この裁判員制度全国フォーラムの見積書には、出演者の出演費、交通費含むということで、一ヶ所三十万円の五十ヶ所分ということで千五百万円、見積書に計上されています。そして請求書にも同じ費用が載っております。そして支払いも終わったということですね。
 この三十万円掛ける五十ヶ所、この費用は見積もりあるいは請求書通りに払われていると確認できますか。

○小池経理局長 これは請負をして業務遂行している側のことでございまして、その点については確認できておりませんし、また、それはいわば相手方の領域にある事情である、こういうふうに理解しております。

○保坂(展)委員 この見積もりも請求も、これで怪しくなってきたわけですね。
 こちらに裁判員制度の全国フォーラム、パンフレットにまとめられていますが、平成十七年度で五十ヶ所なされています。そのうち、パネリストで壇上に並んだ方に向けた謝礼、出演料、交通費含んで、一ヶ所三十万円という予算がついているんです、見積もりの中に。ところが、一円ももらっていませんという方がいらっしゃる。一方、いや、私はいただきましたという方もいるんですね。
 この実態を御存じですか。

○小池経理局長 今御指摘の事柄については、私、存じ上げません。

○保坂(展)委員 きのう質問予告のときに五人来られて必死にメモされていたので、予告で局長の耳に入っているはずですよ。よろしいですか。最高裁判所が共催してシンポジウムをやるわけです、裁判所の名前あるいは信頼において。そのフォーラムにおいて、あるところでは出演料が払われるし、あるところでは払われない、おかしいじゃないですか。不適切だと思いませんか。
 では、三十万円、払わなかったお金はどこへ行っちゃったんですか、最高裁に戻ってきたんですか。

○小池経理局長 請負契約の中で、その業者側の方でその費用をどのような形で実行していくかという問題だと存じますけれども、私としては、ちょっとそこのところは存じ上げませんし、また、領域としては、そちらの、業者側の事柄であると理解しております。

○保坂(展)委員 裁判所の名前は使わせるけれども、中身は業者に丸投げなんですかね。どのような支出をされようとも知りませんよと。そういうことで国費を執行していいのかどうか。また要求しているんですよ。
 私は局長に求めたい。委員長にも前回お願いしましたけれども、この十四日に、さかのぼり契約があったことをお認めになった。その可能性が高いという答弁でしたね。では、いつ契約したのか、まだ返答がないんです。メディアミックスこの事後的な契約をなぜ行われたのか。あるいは、三億九千六百六十五万円で見積書が三ヶ所の会社で、これは平成十七年のフォーラムですが、見積もりの段階、企画競争で三社が九けたの同じ金額を出すというのは通常あり得ないですよね。どうしてこういうことになったのか。これは予算審議の最中に、しっかり最高裁から国会に向けて報告してください。これを聞かないと、十四億円を認めるわけにはいかないですよ。

○小池経理局長 今、委員から二つの事柄について御質問があったと存じます。
 一つはさかのぼり契約の可能性という点、それから十八年の事務のおくれという点でございますが、これは鋭意調査中でございます。
 調査に当たりましては、契約書類、あるいは関係者から事情を聞いております。これにつきましては、もうまとまり次第、公表したいと存じます。
 それからもう一つの、見積もり、業者の方の額の問題でございますが、この点につきましては、前も申し上げたかもしれませんけれども、この企画競争に当たりましては、その企画競争のめどとなる額というものをお示ししました。そういうことが原因で、三億五千万円というところに近接した額の提案がなされたと思います。
 ただ、中身につきましては、企画の中身はバラエティに富んでおりまして、そこの採点でしたものでございまして、その点の調査については、検討することは否定はいたしませんけれども、談合の可能性は少ないのではないかと考えております。

○保坂(展)委員 お願いしますけれども、私は、今その中身について調査中なんですね、だから、この短い時間で聞けないわけですね。まして、調査中だから答弁も完了しないわけで。予算審議中にしっかり最高裁判所から、この三億四千万の予算が使われたこの検査というのはこの一枚の紙なんですよ、ただのファックス。これで支払っているわけですよね。こんなような事態について、予算審議中にしっかり委員会に出すように指示していただけますか。

○金子委員長 出す、出さないは、もう一遍確認して指示してください。

○保坂(展)委員 それだけ答弁してください。予算審議中に、十四億円要求しているんですから、我々この委員会の委員が納得できるように報告してくれますね。

○小池経理局長 今、鋭意検討中でございます。そのまとまり次第、公表させていただきたいと存じます。

○金子委員長 いやいや、出す、出さないをちょっと。もう一遍ちゃんと答弁してよ。予算が入っているんだから、出す、出さないがちゃんとしてくれないと。

○保坂(展)委員 審議中に出しますね。

○小池経理局長 まず、なるべく早期に検討するようにさせていただきたいと存じます。

○保坂(展)委員 委員長、指示してください。
 委員長、これは裁判所というのは大変信頼のあるところで、こんなことをやっていたことでみんな驚いているんですね。大変影響が大きい問題ですので、審議中にしっかり委員会に出すように……

○金子委員長 要請してください、理事会に。

○保坂(展)委員 今、理事会協議じゃなくて、指示してくださいよ、委員長から。

○金子委員長 いやいや、こっちへ要請してください。

○保坂(展)委員 指示できませんか。

○金子委員長 こちらに要請してください。

○保坂(展)委員 では ぜひ、これは必ずこの予算執行のおかしな点について、議事に上がった点について、しっかり納得ができるような報告を予算委員会に対して求めます。

○金子委員長 はい。理事会にてこれを協議させていただきます。
 これにて保坂君の質疑は終了いたします。

(この記録は保坂展人事務所の作成によるもので、後に公開される正式の議事録ではありません)

以上のやりとりをへて、予算委員長に下記の文面で要請内容を依頼した。以下が
その写しである。

金子一義 衆議院予算委員長御中


最高裁判所「裁判員制度広報費調査報告」について提出要請


                    衆議院議員 保坂展人 

 2月14日・19日・22日と3回にわたる委員会質疑で最高裁判所事務総局が答弁を保留している以下の諸点について、平成19年度予算審議中に「平成17年・18年 裁判員制度広報費に関する調査報告書」の提出を求めていただくようお願いいたします。

1、平成17年10月1日~翌18年1月29日まで実施された『裁判員制度全国フォーラム』(契約名は裁判員制度タウンミーティングの企画及び企画実施業務)について、企画・契約・会計に関わる一切の資料と経緯の説明を求めたい。翌平成18年度実施中の『裁判員制度全国フォーラム』について企画・契約・会計に関わる一切の資料と経緯の説明を求めたい。

2、その他、平成17年度・18年度の裁判員制度広報費の事業について、企画・契約・会計にかかわる一切の資料と経緯の説明を求めたい。

3、とりわけ、最高裁判例と会計法に違反する「さかのぼり契約」「事後契約」「未契約」としてきた理由と全経緯についての資料と説明を求めたい。また、「裁判員制度広報費」以外の最高裁判所の契約書で同様のことが存在したかどうか説明を求めたい。

4、「裁判員制度広報費」についての企画及び会計事務手続について裁判官会議に報告した一切の資料と、同事業を事務総局のみで執行してきた説明を求めたい。

5、平成19年度「裁判員制度広報費」の予算執行について、これまでの問題点を踏まえた見解と所見を求めたい。               




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