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今日はTV朝日『スーパーモーニング』で、死刑執行の2日前から執行当日までの録音テープが放送された。この放送は、3年前の12月にも同番組で放送されたもので、すでに53年前の「録音」である。死刑の密行性は徹底していて、半世紀以上にわたって関係者以外にたとえ「音声」でも公開されていないことになる。この時、死刑執行の責任者であった大阪拘置所長は、その後に参議院法務委員会で審議された羽仁五郎さんらが提出した「死刑廃止法案」に賛成の意見を述べている。半世紀前の「死刑廃止法案」は死刑執行にあたる現場の刑務官の苦悩と要望の中から、国会へと押し出された。死刑は一日も早く廃止されるべきだという信念を持って死刑執行の現職の責任者が国会で意見を堂々と述べたということを私たちは記憶に止めたい。

今日は後期高齢者医療制度廃止に向けた街頭署名に取り組んだ。このところ、あちこちから話しかけられることが多くなった。ようやく「小泉ブーム」とは「自民党による自民党のためのサバイバル運動」であって、改革でも何でもない。相互扶助社会への挑発的破壊行為であり、社会保障制度をぶっ壊せという衝動であることが見えてきた。自由と民主主義・人権に対しての最大の「抵抗勢力」とは、小泉元総理の掲げる「構造改革路線」に他ならない。

2年半たって、郵政民営化に感謝・感激している人をひとりも見たことがない。郵政民営化で、郵便局が減って誤配が多くなり、手数料は有料化するなど国民にとってのプラス面は見当たらない。あえて逆説的に言えば、「小泉劇場政治」に酔った人が多い分だけ、その酔いが醒めた時に苦い思いを重ね、政治を見る目がシビアになるということが「教訓」だろうか。

それでも世の中には、「小泉再登板」を期待する人もいる。福田総理では面白くない。また小泉氏に出てきてもらって、「自民党や経済界の既得権を巧みに守りながら、国民の財産・権利をぶっ潰してもらいたい」ということだろうか。ただし、すでに小泉氏の時代が「非正規雇用」で不安定なワーキングプアという現象をつくり、「医療破壊」をおしすすめ、「憲法改正」して戦争へも参加出来るようにしようという流れを創り出した。まもなく福田政治の時代が終わると、私たちはもう一度「小泉的なるもの」との最後の勝負=政治決戦を迎えなければならない。一部の人たちは、小泉自体の規制緩和・市場主義の政治によって大きな利得を得た。また
メディアの相乗効果が「小泉現象」をつくりだした。その余韻は、今もまだ残っている。だから、少々しつこいと言われても「小泉的なもの」が生み出した社会を徹底的に分析・総括しておきたいと思うのだ。

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