TOP PAGE BLOG ENGLISH CONTACT




 政権交代選挙から3カ月、今年も早いものであと20日あまりとなった。これは、感謝すべきことなのだろうが、どうやら議員当時と同様に仕事をしているという環境に置かれている。ブログの更新が滞ることは以前なかったのだが、ここ数日は更新をする時間がなかった。

 ひとつは、「八ッ場ダム」に始まった『週刊朝日』の公共事業ルポのシリーズの反響が大きかった。今週発売号では、『諫早干潟』『石木ダム』と長崎県の状況をクローズアップしている。たとえば『諫早干潟』は、97年のギロチン(潮受け堤防の締め切り)以来のファイルに、取材にあたって多くの最新の資料を入手する。それらを読み込み、また整理して記事にする時間は予想外にかかる。

「八ッ場ダム」「戸倉ダム」と、『週刊朝日』でルポをした事柄を元に、改めてテレビ番組での実地取材も行なった。テレビを見ている人は多くて、反響もさらに広がる。公共事業チェック議員の会の事務局長として、実地調査と省庁へのヒアリングを繰り返してきた経験があり、今になって役立つ知識や視点がある。

 もちろん、議員として取り組んできたのは「公共事業」のみではない。足場、原点である「教育問題」をはじめとして、「死刑廃止議員連盟」の前事務局長として語るパネルや、「憲法」「平和」などのテーマの話も積極的に受けるようにしている。

 そして、「かんぽの宿・郵政民営化」の闇を追及してきた当時の野党チームのつながりで就任した総務省顧問としての仕事も、次第に蓄積されてきた。これから春にかけて郵政民営化の過程で何が起きていたのか、その本質に迫りたい。

 このように書くと、選挙で応援してくれた多くの人は、「なんだ、落選してもけっこうやっているじゃないか」と思うかもしれない。多分、少年時代から孤独に耐え、逆境こそ日常だった日々を過ごしてきた故か、少々「鈍い」のだと思う。

 本当は国会内や議員会館の中を「浪人中」に歩くのは、あまり気持ちがいいものではない。しかし、そうは言っていられないテーマが浮上し、一刻を急ぐ時には、なりふりかまわず動いてしまう。

 それでも、毎日のように激励の電話や、メールを頂くことで力を得るという場面がある。議員だから出来ることは、やはり多い。しかし、その仕事は現在バッジをつけている人たちにまかせて、議員であった時には出来なかったことにも取り組み、皆さんの激励に応えていきたい。

 ブログ更新が滞ったことの言い訳めいた『どこどこ』になってしまったが、明日以降元に戻すつもりだ。

[お知らせ]

土肥前校長をむかえての集会にご参加ください 世田谷こどもいのちのネットワーク
世田谷こどもいのちのネットワークから、明日の集会のお知らせです。
都立三鷹高校前校長の土肥信雄さんと、ネットワークの最初からの仲間である保坂展人さんをよんで、「教育を私たちの手に取り戻すために」と題した集会を行います。
土肥前校長は、職員会議での挙手・採決を禁止した、東京都教育委員会の通知に対して、それは「言論の自由を踏みにじるものである」と勇気をもって声をあげられました。定年に伴っての非常勤教員採用に関しては、オールCという評価によって不採用となり、そのことに対する司法判断を求めた裁判が今進行中です。
こどもや、教師がひとりひとり主役になれるような、民主的な教育を東京に取り戻すためにひろく参加をよびかけたいと思います。

教育を私たちに取り戻すために
世田谷から始めよう
劣化した東京の教育の再生をめざして
問題提起者:土肥信雄さん(都立三鷹高校前校長)
教育水先案内人:保坂展人さん(前衆議院議員)

■と き:2009年12月11日(金)18:30開場
1. 土肥さんのビデオ上映18:40~19:00
    2. 土肥さんからの報告 19:00~20:00
    3. 保坂さんからの提案 20:00~20:30
    4.みんなでフリートーク20:30~21:30
さらに、5.シンポジオン(饗宴)または忘年会・徹底討論(終電まで?)
■ ところ: 北沢タウンホール11階 らぷらす第3、第4研修室
【交通】小田急・井の頭線「下北沢」下車3分
■ 参加費:500円〈ネットワーク会員は無料〉饗宴 3000円
●主 催:世田谷こどもいのちのネットワーク





  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )



« 八ッ場ダム、... 「憲法と沖縄... »