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中山国交大臣の暴言が止まらない。今日は、「日本の教育のガンは日教組。日教組をぶっ壊すために火の玉になる」とやらかした。私は、学校の先生に一方的に内申書で不利な「政治活動」を記載されて、高校進学を阻まれたことで16年間内申書裁判の原告となった人間だ。個々人の良心的な先生は、裁判を支援してくれたが、日教組は傍観した。というよりも、内申書を記載したのは教職員組合の先生で、どちらかというと「内申書をつける側」に立った。それから35年が経過して「教育基本法改悪」の審議の時には、日教組の人たちと意見交換し、国会前で座り込んでいる先生たちを激励しながら、自民・民主と「教育基本法改正派」が圧倒的多数の議員たちの中で闘った。現職の国務大臣が、教職員組合を名指しで「ぶっ壊すために火の玉になる」と発言したというのは信じがたい。ただちに罷免するか、辞職するしかないと思う。

報道はこう伝えている。時事通信の記事を引用する。

「大臣にしがみつかない」=日教組は「日本のガン」-中山国交相

 中山成彬国土交通相は27日午後、一連の問題発言をめぐり、自らの辞任を求める声が与党内でも出ていることについて「国会審議に影響があれば、(ポストに)きゅうきゅうとしているわけではないが、教育改革、地方の高速道路(の整備)とかをやりたいなという思いがある。しがみつくつもりはないが、(今後の)推移を見守りたい」との考えを示した。宮崎市内で記者団に語った。

 発言に対する野党や世論の反応については「わたしの失言というか、舌足らずというか、言葉狩りに合わないように気を付けんといかん」と述べた。その上で、「日教組が強いところは学力が低い」との発言について「撤回はしない。わたしは日本の教育のガンは日教組だと思っている。ぶっ壊すために火の玉になる」と強調した。 
(2008/09/27-17:51)

[引用終わり]

麻生総理の見解はどうだろうか。「中山大臣個人の見解じゃないですか。担当外のことだからお考えは自由でしょ」などと言うのではないかと予想するが、違うだろうか。世界中、どの国でも民主主義の国なら教職員組合は存在するし、教育現場で働く当事者として要求をしたり、国の政策に意見も述べるし、行動もする。問題なのは、日教組が現在進行形で大規模なストライキを計画していたり、中山大臣らが進めた教育の復古主義的改悪に激しく抵抗しているという事情が特段ないのに、存在自身が「悪」だと決めつけたことにある。これは、世界の民主主義国の常識では、許容することの出来ない発想であり、内閣を構成する国務大臣として言ってはならないことだ。

成田空港反対派農民に対する「ゴネ得」発言は撤回したようだが、よく知りもしないで一刀両断にするという点で共通点がある。ぶっ壊れるのは麻生内閣であり、中山大臣のアナクロニズムが炎上する結果となるのではないか。三連発失言のうちひとつぐらいは居直りたいとういことなのかもしれないが、国土交通大臣に就任した元文部大臣が「日教組解体のために火の玉になる」と発言し続けるのは、教職員組合が存在すること自体を消し去りたいという欲求と価値観の表れだと受け止める。この中山大臣の暴言を放置することは出来ないし、日教組だけの問題ではない。徹底的に追及したい。

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