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驚きあきれるようなことが、2年続きて起きた。今夜、9時半に首相官邸で記者会見した福田総理が辞任を表明したのだ。記者会見を見ていたが、言っていることの筋が通らず矛盾だらけだった。昨年8月に内閣改造を行ない、臨時国会を召集しながらも、9月に代表質問の直前にドタキャン辞任した安倍総理に続いて、突然の「投げ出し辞任」である。

 福田総理は、これまで誰も手をつけてこなかった道路特定財源の一般財源化・消費者庁・国民会議で議論している年金などで、成果を築いてきたと自己評価をしながら、「国民生活を考えるならば、ここで空白をつくってはならないので辞任をする」というのは理解に苦しむ。9月12日に国会を召集して議論を始める予定だったが、この時期のタイミングを狙って決断したと語っている。

 8月に内閣改造をして政権運営の体制をつくりながら、2兆円規模の「緊急経済対策」をまとめたので区切りをつけて総辞職をする。「後は新しい体制でよろしく」というのではあまりに無責任だ。自民党の政権担当能力に重大な疑問を感じざるをえない。

 この突然の退陣劇には、8月の福田改造内閣人事の時に、麻生幹事長への「禅譲」密約の問題が改めて思い起こされる。3年前の小泉総理の「郵政解散」から3年。何ら民意の審判を受けずに安倍前総理、そして昨年9月の福田総理と首相の交代が続いた。また、密室の約束(これを密約という)で麻生幹事長への「看板の掛け替え」をやろうというのでは、国民への背信に他ならない。こうなったら、自民党は自ら下野するか、解散・総選挙を行なうべきだ。

 ふたたび、自民党の総裁選挙が始まる。ここで自民党が「選挙の顔」を立てて、年内早期の「解散・総選挙」にむけてすべてが動き出そうというのではないか。「選挙の顔」が色褪せないうちに、勝負に打って出ようというところまで、彼らは追いつめられている。自民・公明連立政権の最終場面が近づいてきている。日本の政治が変わる絶好の機会が早まったことだけは、歓迎したい。


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