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大使館前で手渡せなかった申し入れ文を読み上げる

昨日に続けてビルマ情勢が緊迫している。昨日の夜、日本人ジャーナリスト長井健司さんが死亡したというニュースが飛び込んできた。当初は、「流れ弾にあたったのか」とも言われたが、1メートルの至近距離からビデオ撮影中に銃撃されたという情報も出てきており、軍事政権兵士によるジャーナリスト殺害であった可能性も高い。今朝の毎日新聞に掲載されている写真は、永井さんが銃撃された後で倒れてなおビデオカメラをかたく持っている姿が映し出されている。夕刊には、至近距離から銃撃されている模様がさらに掲載されている。卑劣な軍事政権による暴力に倒れたジャーナリスト長井さんの冥福を祈りたい。


国会内では、自民・民主・社民の各党議員が参加して外務省から緊急ヒアリングを行い、また夕刻3時30分頃に福島みずほ党首と私は、品川区にある「ミャンマー大使館」に向った。大使館の前には、たくさんの在日ビルマ人と日本人の支援者が集まっていて、大きく抗議の声をあげていた。

大使館の門の前にはパトカーが横付けされて、誰の姿も見えない。私たちは、大使館周辺で抗議の声をあげている皆さんに挨拶をした後に、何とか大使宛ての申し入れ書を手渡そうと呼びかけた。チラリ、チラリと大使館職員や警備員の姿が見えるが、何度もの呼びかけにもかかわらず受け取ろうとしない。仕方なく投函し、また抗議に来ている人たちを激励した。総勢100人を超える人々が大使館の前にアウンサン・スーチーさんの写真やプラカードを持って集まっている。世界中がビルマの「流血と圧政」に怒りの声をあげている時だからこそ、日本政府に厳しい態度を取るように働きかけていきたい。

仕方なくポストに申し入れ文を投函して、その内容を大使館前に集まっている人々や報道陣に公開するために読み上げた。以下の通りである。

駐日ミャンマー連邦全権大使 
フラ・ミン様

武力弾圧に関する申入れ

一昨日より、貴政府の治安部隊が市民に対して激しい弾圧を加えています。
非暴力の僧侶をはじめとする多数の死傷者が出ており、500名以上が拘束されたとも言います。また昨日には、日本人ジャーナリスト長井健司さんが撃たれ死亡しました。 社民党は、平和的なデモに対し、貴政府が発砲を含む強圧的な弾圧をなされた事に対し、強く抗議をします。

 また、1990年に実施された選挙の結果にもかかわらず、NLD国民民主連盟のアウン・サン・スー・チー氏を拘禁し続けていることに関しても強く抗議します。今こそ、アウン・サン・スー・チー氏をはじめとする劣悪な状況におかれた良心的政治囚を速やかに釈放し、民主化に向けた国民的対話を開始すべきです。

現在、日本はいわゆる先進国間ではミャンマーに対するODAの最大の援助国ですが、ODA大綱の4原則には、ODA実施に際し「民主化の促進、市場経済導入の努力ならびに基本的人権及び自由の保障状況に十分注意を払った上で、供出するとあります。現況は、明らかにこのODA大綱に合致しておらず、本来であれば、貴国への経済的支援措置は残念ながら中止せざるを得ない状況だと考えます。

 社民党は、貴国が市民の意思を尊重すること、また、強圧的な暴力を使わず、市民の平和的な表現の自由を保証すること、そして、国際連合や近隣諸国の声に耳を傾け、平和的かつ友好的な関係を築かれること切に求めます。

2007年9月28日

社民党党首  福島みずほ  

     


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