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民主党代表に鳩山由紀夫さんが就任した。(本来なら昨日の夕方のことなので、即時アップしたかったが、たまたまPC環境が不調なので今日となってしまった) これで、総選挙まで足並みの乱れなく野党協力を強めて国会で選挙対策で十分に戦える状況が出来たと思う。もちろん、岡田氏に決まったとしても、その点は基本的には変わらない積み上げが出来ていたと認識している。鳩山さんと私は、鳩山さんが「公共事業チェック議員の会」の会長で私が事務局長という関係である。今回の小沢氏の「西松献金問題」の底流には「公共事業と政治家」をめぐる旧来的政治スタイルが問われていると何度も私は指摘してきた。鳩山さんには民主党代表になってもなお公共事業チェック議員の会の会長として存在感を示してほしいと思う。また、鳩山さんは裁判員制度を問い直す議員連盟にも理解がある政治家のひとりだ。西松建設事件の「検察捜査」のあり方が時の権力である政権与党と呼吸をあわせた恣意的なものではないのかという批判も忘れてはならない点だ。

小泉・竹中構造改革という新自由主義の流れの対抗軸となるのは「公平・公正な社会を実現する社民主義」である。今朝の『サンデープロジェクト』で辻元清美さんがそのあたりを言いかけては、残念ながら遮られていたが、大事な指摘だと思う。実は「生活が一番」という小沢代表の民主党の路線とは、小泉総理が登場した時に「改革競争をやろう」と浮かれたスタンスでいた民主党の甘さを総括して、社民主義に仕切り直したものと私はとらえている。

「社民主義」と言うのが嫌なら、別の呼び名でもかまわないが、「競争が一番」ではなくて、「生活が一番」だ。「人はいつか年をとる。病気にもなるし、困った壁にも突き当たる。そんな時こそ、社会的連帯と相互扶助が必要だ」「強くて競争に勝ち続ける人に政治が出来るのは、きちんと納税してもらうことぐらいだ。その競争に疲れ、また突然の身体の不調や経済的苦境に立っている人にこそ、政治はまっすぐに向かい合うべきだ。世の中にはひとりの力や数人の力では、解決出来ない課題がある。法や制度の不備を放置出来ないからこそ政治の仕事があるのだ」(以上は私のよく話す言い方だ……)

はっきり言って、自民党こそ「社会的連帯と相互扶助」を基調とした市場原理の吹き荒れる社会が生み出すひずみ歪みを修復する技術をもった政党だった。「社会党の要求を3年遅れで実現すればいい政治になる」というのが55年体制の「自民党の智恵」だった。だから、政権交代がなかなか起きなかったし、自民党は強かった。しかし、現在の自民党は「小泉・竹中マジック」に侵され、夢のような順風で圧勝した「05年郵政選挙」の後遺症から抜け出すことが出来ないでいる。自民党の得意だった「社会的連帯と相互扶助」は「自己責任」の旗の下で「改革」を僣称する人たちの攻撃対象となった。農政も、郵政も、医療も、福祉も、すべての分野で「改革」の波は人々の生活を危機に陥れた。だからこそ、「生活が一番」という選挙コピーが有効なメッセージとなって有権者に届いたのだ。

私たちが今、民主党・国民新党と多方面で連携し、郵政民営化や裁判員制度の見直しに努力しているのは、こうした時の流れを受けてのことだ。鳩山新代表には、ぜひこの点を曖昧にせずに、「社会的連帯と相互扶助の実現こそ『友愛』だ」と言ってほしいと望んでいる。

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