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昨日は、調査から帰ってきたすぐだったので十分な報告を書くことが出来なかった。4月5日に実施した「六ヶ所再処理工場」(日本原燃)の視察報告を改めて行うことにする。地元紙『東奥日報』には、さっそく報道されている。



4月4日夕刻・三沢市内で記者会見(左から大島九州男議員(民主・参)、高橋千鶴子議員(共産・衆)、近藤正道議員(社民・参)に私

議員の会「敷地の下に活断層」

 四日に来県した超党派の国会議員でつくる「公共事業チェック議員の会」の近藤正道参院議員(社民)ら四議員が五日、六ケ所村で日本原燃幹部らと意見交換した後、三沢市の三沢労働会館で記者会見し、「活断層(出戸西方断層)が六ケ所再処理工場敷地の直下まで延びていることを日本原燃が認めた」と述べた。議員らの指摘について、日本原燃は全面否定している。

 出戸西方断層は、再処理工場の北東部にある活断層。日本原燃は、長さ六キロで、敷地直下までは延びていない-と説明していた。

 会見で近藤議員は同断層について「一部であれ、敷地の下に活断層があることを(日本原燃が)認めたのは大変なことだ。原子炉立地審査指針の大原則は活断層の上には原発を造らないことだから、再処理工場も造れない」と主張。「原子力安全・保安院が(再処理工場の耐震性を)チェックするわけだが、国(国会)でもしっかり議論していかなければならない」と述べた。

 一方、本紙の取材に対し、日本原燃は「新潟県中越沖地震を踏まえ、出戸西方断層が敷地直下まで延びていると仮定した場合でも、工場の耐震性に問題ない-と説明したまでだ」と反論している。

 一行は、日本原燃との意見交換に先立ち、出戸西方断層や再処理工場などを視察した。

(『東奥日報』4月5日)

[引用終わり]

昨日、紹介しておいたように日本原燃は公式見解を述べたまでと「反論」している。この公式見解だが、「旧指針より耐震設計上考慮すべき活断層としていた「出戸西方断層」が敷地直下まで延びていると仮定した地震に加え、新潟県中越沖地震(マグニチュード6・8)から現時点で得られた知見を取り入れて、同規模の地震の発生を想定するために「出戸西方断層」がさらに拡がっているとした検討等をふまえて評価した結果」とまで書いて、大丈夫だったというものだ。あくまで、「仮定」で「解析値」というのだが、どういうやりとりだったのだろうか。

近藤正道議員:以前の安全基準(旧指針)では、出戸西方断層は活断層と評価していたんですか。

日本原燃 以前の指針では6キロの活断層と見ていました。調査した結果、より長く伸びていて13キロということがわかった。

近藤議員: どこまで延びているんですか。

日本原燃: 評価上はさらに延びている。

保坂: どこまでか。地図を指さしてほしい。

(ここでなぜか地図が出てこない。敷地の間近かまでと指さした)

近藤議員: 敷地の直下まで活断層が来ている。どこまで来ているのか。

保坂: 活断層は斜めに再処理工場の下に来ているのか。

日本原燃: 深さ15キロで傾斜していますから。

この後、延々とやりとりが続いたが、新たに日本原燃が行った地質調査でどのようなデータを取得したのか。起震車を使った調査のデータ、そして「仮に工場の下に活断層があっても大丈夫」と結論を出した根拠となるデータを提出してもらいたいと思う。

私たちの疑問は、再処理工場の視察に先立って「出戸西方断層」を地元地質学者の説明で見てきたことから大きくふくらんでいた。



松山力さんに出戸西方断層の説明を受ける視察団

「核施設を考える会」六ケ所で断層観察会

 下北の核施設を考える会(澤口進代表)は十五日、六ケ所村の出戸西方断層の現地観察会を開いた。解説役を務めた日本地質学会会員で元八戸高校教諭の松山力さんは「六ケ所再処理工場や東通原発の下を通る断層と活断層である出戸西方断層は一連の断層群であり、六ケ所や東通の断層が今後も活動しない保証はない」と述べ、電力側の調査結果に疑問を示した。

 東京、東北両電力の調査などによると、出戸西方断層は南北約六キロの断層で、南端は六ケ所再処理工場の北東約四キロにある。観察会では、老部川の河口から約一キロ上流にある露頭(地層が地表に出ている部分)を観察した。

 松山さんは、同断層が二、三万年前まで何度も活動を繰り返し、計三メートル以上ずれていると指摘。「これほど大きな断層が長さわずか六キロしかないとは思えない。少なくとも関連した活断層が南北に延びているはずだ」と述べ、電力側の調査は不十分と指摘した。

東奥日報

[引用終わり]

ヒアリングに参加した私たち議員は、出戸西方断層が工場の付近まで延びていて、この断層が西に深く傾斜している形で工場の下部に延びていると聞いた。たしかに、日本原燃は「仮定です」「解析値です」と後半で繰り返していたが、調査の元となったデータを提出してもらい、出戸西方断層の正確な状況について把握することは私たちの義務でもあると思っている。



日本原燃 六ヶ所村再処理工場


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