福田総理が「国民の皆様へ」と記者会見を行ったが、今日はTV地上波も中継をしていないようで、しばらくしてケーブルTVで少し遅れて「会見」を見た。なので最初の数分間のところを見ていないのだが、感想を書いてみる。暫定税率が期限切れを迎えたという問題について「謝罪」するというのはピントがぼけてはいないか。むしろ、自民党中心の歴代政権が、「道路特定財源」を聖域として維持し、また建設コストの客観的な評価もなく、無駄な事業や国民を道路応援団に動員するような費用さえも「つかみ金」で出してきたことを「お詫び」すべきではないか。
福田総理は、「歳出は決まった、歳入に穴があいたら『赤字国債』というわけにはいかない」と当然のように言い放つが、問題は「道路特定財源」という歳出が非効率で穴だらけというところにある。お金をたっぷり入れても、各所に穴があいていて、無駄遣いをしてしまう財政構造の問題は不問に出来ない。1キロ200億円の道路や予算はあってなきが如しの「事後膨張」を放置してきた国土交通省と政府の罪は重い。歳出の見直しをきちんとやるべきだ。
総理の言う21年度からの一般財源化も「消費税増税」と抱き合わせだから話にならない。明日から始まる後期高齢者医療制度では、高齢者の年金から「天引き」が始まる。後期高齢者の75歳以上の人々以外に、ドサクサ紛れに65歳以上の人の年金からも「天引き」をはかる。これまで、「小泉改革」の名の下で、定率減税の廃止と給与水準の低下、そして最近では物価高と国民生活を疲弊させておいて「消費税増税」を既定路線にする総理こそ、財務省の操り人形ではないか。
年金記録については、福田総理と舛添厚生労働大臣の責任は重大である。「謝罪」は中身を伴うものでなければならない。5000万件の名寄せを稼働させたプログラムと作業工程を国民の前に公開すべきだ。また、社民党が強く公開を要求している年金紙台帳(旧台帳)の倉庫の再整理についても、厚生労働省・社会保険庁は何ひとつ情報公開をしない。このまま、秘密主義を変えずに国民に責任転嫁をするのであれば、より厳しく責任を追及しなければならないと思う。

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