山口智・・・初めての音を聴く

プロジェクト熊野の主役は各大学から集まる学生であることに間違いありませんが、
そしてこうしたプロジェクトを10年も続けてこれたのは、教員チームと現地チームのご苦労あってのことなのですが、
その間でチューター役を務めている（人もいる）自称「お兄さんお姉さんチーム」のメンバーもまた、熊野に出かけることはとても楽しい時間です。

自分もメンバーにいながらいうのは気が引けますが、本当に魅力的な方が多くて、私は関西圏のメンバーと日頃はなかなかお会いできないので、熊野で久しぶりに顔をあわせると、子どものようにはしゃいでしまいます。
「魅力的」というのはいろいろあると思いますが、私が素敵だなあっていつも思うのは、みなさんが自分の好きな世界にどっぷりはまっていて、そしてそれがみな違うこと。

これまでにも何度か熊野でご一緒しているお兄さんチームに音楽家の山口智さん（Yamaguchi Music)がいらっしゃいます。山口さんの音楽の話題が何度か出て、私はまだ聴いたことがなかったので、帰宅してから早速ＣＤを購入しました。
ハンマーダルシマーという楽器そのものを知らない私には、音の感じからはチェンバロあたりを想像していますが、そんな姿勢を正した感じでない、ゆったりと流れる音の世界は、先に山口さんに会ってしまったから余計に感じるのでしょうか。
みんなが「ドライブの時に聴いたらダメだよー」というのがよくわかりました。
上記のページから試聴もできるし購入もできます。是非ハンマーダルシマーの音色、味わってみてください。

この音色を春の熊野で聴きたいなという話が出ています。
舞台にするなら写真の熊野の山奥の廃校になった小学校校舎前。
桜が満開のその頃、そこにYamaguchi Music、最高な気がします。