ほるほる

矢作川のほとりで枝下(しだれ)用水を、
徐福・百済王で中韓日の渡来人伝説を楽しむ
逵(つじ)志保のページです

中学時代の恩師を訪ねて

2014-03-23 16:30:17 | シホのホ(雑記帳)
先週はじめ、3月17日三重テラス(日本橋)での熊野フェア開催中、
「熊野古道と徐福」の講演会におこし下さったみなさま、
拙い話をお聞きくださりありがとうございました。
あたたかい言葉もたくさんいただきましたが、
中には「あれは羊頭狗肉」という感想もあったと、お仲間の感想を知らせてくださる方もあり、
徐福というのはそれだけ人を夢中にさせる魅力があるのだろうなあと再認識しました。
徐福伝説を追って四半世紀が過ぎました。
私はこれからもこのやり方で徐福伝説を捉え続けていこうと考えています。

・・・・・・・・・・・

さて、今回の久しぶりの上京は上記の仕事だけでしたので、
翌日18日に時間ができました。
上京して昼間に時間ができることはなかなかないことなので、
迷わず、ずっと気になっていた中学校3年生の時の担任・K先生のところに顔を出すことにしました。

K先生とは卒業してからも年賀状は続いていたのですが、
私は高校2年になる時に家族とともに愛知県に引っ越したこともあって
すーっかりご無沙汰していたのです。
数日前に先生に電話をすると、せっかく来るなら同級生のSさんにも声をかけてみたら?と言われ
彼女とももう全く連絡が取れていなかったので、連絡すると「行くわ!」と言ってくれました。

さて、一緒に行くことにはなったのですが、15年前の同窓会以来会っていない。
変わらず慎重なSさんが「私たちわかるかしら?」というので、
変わらずいい加減な私は「私の額のほくろは変わらずあるからわかると思う」と言ったのですが
「じゃあ私はコートの袖口にピンクのリボンつけて行くからね!」と言われました。
・・・Sさんらしい!、なんだかそれだけで懐かしく嬉しくなりました。
で、お互いそんなに顔は変わっていなくて(たぶん)、
すぐにわかって、先生が迎えにきてくださっている駅まで車中でおしゃべり。

このブログを読んでくださっている方の中にはわずかですがK先生懐かしい!という方もあると思うので
先生のお写真載せますね。


駅までご夫婦で迎えにきてくださって、懐かしいこの笑顔!
一瞬にして私は15歳の生意気だった中学生に戻ってしまいました。

先生の畑やお庭を見せていただき、2月の雪がだいぶひどかった話から
先生が私たちの担任をしていた頃の話、
それはちょうど校内暴力の激しい頃なのですが、
私たちの学校の事件の話、私たちのクラスが体育祭で最後の最後に負けた話、
これも先生が丁寧にアルバムに収めてくださっていたので、15歳の自分の顔を見ながら
ああだったこうだったととにかく話はつきませんでした。
(おまけに先生の小学校から高校までの通知書も拝見。
昭和20年代の通知書は紙質、印刷事情、その内容、全てに戦後の姿、復興のスピードを見せてくれる貴重なものでした。
あまりにも保管状態が良くて複製に見えてしまうくらいでしたが。)

はじめてお会いしたお連れ合いは、きっとこうしてこれまでにも先生を訪ねてくる人にこんな風に接して
また行きたい!と思われるのだろうなあというような
気さくであたたかくて、
「お寿司とるよりもこんな方が良いかなと思ってね」と声をかけてくださいました。
切り干し大根やコンニャクや醤油ごはん、そして一緒にすいとんを作りました。


ほんとほんと、どんな豪華な食事よりも嬉しかったし美味しかった。
すいとんはおかわりしました。(いつも?)
なによりもこの日をどんな風に迎えようかと、
先生ご夫婦が何日も前から考えてくださっていた様子が伝わってきて
あの時と全然かわらないあったかい先生だなあと感激しました。

そう、本当にK先生は全身でぶつかってくれた先生でした。
職員室で他の先生から私が叱られたりしている時も必ず遠くから私を見ていてくれました。
「ツジの良いところは」と自信を持たせてくれたのも先生でした。
クラスでは作文ノートがあって、テーマを与えられて月に1回提出したんですが、
返ってきたノートを開くと、私が書いて出した量よりも多く返事が書いてある。それがみんなにです。
厳しいことも書いてあったし、その内容もよく覚えているけれど、
あのとき私はどういうクラスにするかということ、その中で私の役割はなにかを書かれたことを思い出します。
今でも私は仲間と組んで仕事をする時に、先生に言われたことを無意識にくり返しているような気がします。
一緒に行ったSさんもやっぱり作文ノートはとってあるって。
15歳の自分が自分たちが、いまもそこにはつまっています。

楽しい時間はあっという間に過ぎ、
畑でとれたほうれん草やふきのとう、お茶やコンニャク、いっぱい持たせていただきました。
お煮しめも入れていただいたのは夕食の時間の帰宅に助かりました。

今度はきっともっとたくさん声をかけて出かけたいと思います。
それまでどうぞ先生お元気で!
このブログ見て、行きたい!と思った◯◯さん、
今度は行きましょうね!!