ほるほる

矢作川のほとりで枝下(しだれ)用水を、
徐福・百済王で中韓日の渡来人伝説を楽しむ
逵(つじ)志保のページです

秦皇島市の「公祭秦始皇」(求仙節)に出席します

2006-05-27 11:14:31 | 徐福伝説
中国河北省秦皇島市で毎年行われる徐福にちなんだ祭りと言う「求仙節」(節は祭りを意味します)については、既にほるほるの中で案内していますが、私もその祭りを見たいので、江蘇省連雲港市での行事を終えたら、秦皇島に向かうことにしました。
秦皇島市徐福研究会の方からの連絡によれば、この祭りは正式には「公祭秦始皇」であり、徐福の東渡を見送るという場面設定の祭りのために、今は徐福がクローズアップされてきたということです。
当日は花籠や祭香を供え、そこで挨拶があるらしく、私にも挨拶文を用意してくるようにと指示が来ました。(そのあと座談会をするから日本の徐福研究についても話をするようにということで、準備中)

さて、火車(列車)で行くのがいいか、汽車(バス)か、飛机(飛行機)か、地図を見ていても遠いなあと思うくらいで、連雲港の方にチケットの手配をお願いしました。(全くわからない方、連雲港市も秦皇島市も徐福つながりで中国の東、海辺の都市です。連雲港市は山東半島と上海の真ん中地点あたり、秦皇島は天津より北でもうすぐ遼寧省に入るあたり、渤海湾に面しています。)

つなぎの時間などもいろいろと考えてくださったのでしょう。昨日ようやく連絡をいただきました。徐州を9:30の列車に乗れば、夜の9:30には秦皇島に着く。連雲港から徐州までは車で送りますし、秦皇島の関係者には連絡して駅で待っていることになっています、とのことでした。
昔中国で買った『中国交通図冊』を開いてみると、連雲港から徐州までは直線距離にして約180キロ。そういえば、2002年に連雲港で一緒にお昼ご飯を食べた張さんは、南京で研修中だったのに、一緒にお昼を食べようとわざわざバスで連雲港に戻ってきてくれたとおっしゃっていたっけ。距離を見れば直線距離でも約280キロ。気持ちがなきゃできないことだよなあ、気持ちがあっても私にはできるかなあ?と、この中国の方たちのご好意を本当に有難く思いました。(そして列車で12時間と言うのも、なかなか日本ではできない体験。「世界の車窓から」の何回放送分でしょうか???)

今回の訪中までは、会議などの事前の打ち合わせが多く、このところFAXが凄い。だんだん忙しくなってくるとお互い手書きになって、判読不明なんてことにもなる。一昨日はとうとう近所の中華料理店「一品閣」までFAXの紙を持っていって読んでもらった。私が中国に関心を持っているらしいくらいのことは店に行ったときのちょっとした会話で知っていたと思うけれど、具体的なことは知らなかったはずで、それをきっかけにいろいろと日中間の話を開店前の店先で話した。
「徐福って伝説じゃなくて歴史でしょう?学校で本読んだよ。」なんていう雑談も、実はとっても知りたいところで、勉強になった。
上海の親友は私がチェックインするホテルに携帯電話の手配まで済ませてくれている。中国にいる間はいつも気にかけて、度々どこからでも連絡を取ってきてくれる。今回もこれで準備OKということで、本当に有難い。

というわけで、たくさんの人に支えられて、中国行きの準備は進んでいます。