新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

雪柳

2019年03月25日 19時12分06秒 | 写真と俳句

   雪柳亀棲む池はすぐ間近か  ひよどり 一平

  (ゆきやなぎかめすむいけはすぐまじか)

   ・・・・・・・・・・・・・・・・

 この辺りは私の撮影場所に近く、週に一度は来ているかもしれない。

 

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あの時の

2019年03月24日 21時02分04秒 | 写真と俳句

 蘆は水辺に群生していて、春、上の写真のように、水辺に角のように尖った芽を出す。俳句では「蘆の角」という季語になっている。

 通常は水辺に群生しているのだが、時には上の写真のように、池の中心部あたりに芽を出すことがあるらしい。私は初めて目にした光景だ。

 せっかく芽を出したこの数本の運命や如何に?

 きっと刈り取られてしまうことでしょうね。

  あの時のあの悲しみよ蘆の角   ひよどり 一平

  (あのときのあのかなしみよあしのつの)

 生きるってことは、厄介なことです。

 軽率な行動や誤解は、誰にでも何処にでもある。いちいちメクジラを立てていたら息苦しくて仕方がない。

 ホドホドがいいのでしょうね。

 

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仲好しタンポポ

2019年03月23日 00時07分35秒 | 写真と俳句

   たんぽぽと叫び喧嘩を仲裁す   ひよどり 一平

  (たんぽぽとさけびけんかをちゅうさいす)

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 数人の小学生低学年の男の子たちが、険悪な雰囲気でワイワイやっていました。

 その時、たまたま私は腹這いになって、タンポポを撮っていたのです。

 低学年の子供たちですから、さほどの騒ぎにはならないでしょうが、私の目の前で喧嘩をして欲しくはありませんでした。

 一計を案じました。

 「おーいタンポポだぞ~、ちょっと見てみろよ!」。とっさに大声で叫びました。

 呆気にとられた様子の男の子たちが、それでも仕方なしに寄ってきました。

 見慣れたタンポポだったので、一様に興味なさそうな顔でした。

 「これ、仲好しタンポポっていうんだよ。知ってた?」 みんなが首を振りました。

 「よく見ておきなよ。喧嘩はそれからだって遅くないよ。喧嘩は逃げないんだから」

 「でも、同じタンポポじゃん、ほかのヤツと」  言いながらも、じっと眺めていました。

 「へー、それでは仲好しにはなれないなぁ。仕方がないねぇ、じゃ、喧嘩していいよ」と、言ってみたのです。

 「いいよ、もう終わったんだから……」 年長らしい男の子が、ボソボソと言った。

 「ふーん、もう終わっちゃったのか。じゃ、私も帰るかな」と、腰を上げました。

 その時、男の子たちから、元気な声が上がりました。

 「ありがとうございました!」

 私は黙ったままで、三脚を大きく振りました。

 やっぱり、仲好しタンポポは効き目があるのです。 

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老いて別れて

2019年03月22日 08時13分23秒 | 写真と俳句

   花なづな老いて別れて恙なし   ひよどり 一平

   (はななずなおいてわかれてつつがなし)

     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 イチロー(45歳)が現役引退するとのこと。

 彼にしても、年齢の壁には逆らえなかったということなのだろうが、残した日米通算4367安打(米大リーグ通算3089安打)は素晴らしい。

 いや、形あるものばかりではない。黙々と努力し続けた道程にこそ価値があった。

 イチローについて、私は精しい情報も知識もないが、驚嘆すべき足跡が多々あったように思う。今後、彼がどのような道を辿って行くのか、私自身の今後のためにも、注目し続けたいと思っている。

 長い間お疲れ様でした。そして、ありがとう。

 それにしても45歳の若さだ。まだまだ多くを期待していますよ。

 試合後のインタビューのなんと素晴らしかったこと!まるで求道者だ。

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厭世気分

2019年03月21日 09時06分07秒 | 写真と俳句

  

   春の雨やや厭世の気分なり    ひよどり 一平

  (はるのあめややえんせいのきぶんなり)

     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 朝から雨模様。

 昨日は青山葬祭場において、若い友人のお別れ会があった。

 疲れた。そのせいか、昨夜は寝付きが悪かった。おおいに睡眠不足。

 その上、今朝は雨なのだから、いささか厭世の気分だ。

 考えるまでもなく、残された時間は僅かです。

 

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