新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

左脚の手術を待っています

2014年12月19日 19時14分46秒 | 身辺雑記

 ここまで来れば、今年もやっと終わり。

 ところが、そんなわけには行かなかった。

 手術のスケジュールが待ち構えていたのです。 

 「ストリッピング術」とかいう「下肢静脈瘤の手術」があったのです。

 10月ごろ、ほかの症状があったので皮膚科の診察を受けたところ、「下肢静脈瘤の検査」を指示されたのです。

 たちどころに検査日程が組まれ、あっと言う間に「下肢動脈瘤の手術」の日程が決まってしまった。

 もちろん、強制的ではありませんが、「有無を言わさぬ」ところがありました。それほどの症状だったらしい。

 「脚のかゆみ」、「むくみ」、「こむら返り」、「脚のだるさ」がないわけではなかった。

 とは言え、こんなことは「加齢のせい」と思い、さほど気にもとめておりませんでした。

 しかし、お医者の話によれば、「エコノミークラス症候群のリスクは普通の人の3倍」だとのこと。待ったなしの雰囲気。

 そこで決まったのが、「12月は右脚、1月は左脚」だったのです。手術の日は入院、翌日に帰宅という段取り。

 手術は結構痛かったなァ。でも、半分はウツラウツラでした。

 今日で術後3日目。痛みはほとんどなくなりました。

 左脚の手術が待ち遠しい。快適な日常が戻って来る! 

 

 

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禁煙、節酒、減塩について

2014年12月13日 10時56分00秒 | 身辺雑記

 お医者の指示で、「減塩」と「節酒」をしています。「禁煙」は、ずっと以前から実行中です。

 お陰さまで、病状はほぼ安定、つまり、目立つほどには悪化はしておりません。

 「減塩」や「節酒」は私の意思だけで叶うものではなく、周囲の人たちの温かい協力があってのこと。

 「減塩」に関しては、特にカミさんの力によるところが大きい。80パーセント以上かもしれません。

 もちろん、酒席などにおいては、ほぼ私の意思によるものです。

 大皿に盛りつけられた料理は、ほぼ敬遠します。ましてや、席上で調味料が振りかけられたら、いっさい箸をつけません。

 同席の友人たちは、きっと怪訝に思っていることでしょう。やむを得ないことなのです。

 それぞれの皿に取り分け、好みに応じて食べるという風潮は、まだ不徹底なように思います。

 「節酒」は意外に簡単です。呑まなければいいだけのハナシなのですから。

 「まァそんなことを言わず、もう一杯だけ!」

 ときにはそんな場面にも遭遇します。多くの場合、なんとか逃げ切れます。呑んだフリというテもあります。

 その点、いい友人たちに恵まれていると思っています。ありがたいことです。

 この頃、世間では、「禁煙」、「節酒」、「減塩」のかけ声が大きくなりました。

 医療費や社会保障費の軽減という意味合いからも、さまざまな機関のスローガンになってきているようです。

 「禁煙」については、おおかたは本人の意思で決まりですね。

 今もって「禁煙」していない人は、「できない人」ではなく、「しない人」だと思います。

 極端に言えば、「禁煙するくらいなら、死んだ方がいい!」 とでも言える生き方かもしれません。つまり、「生き方」の問題です。

 「受動喫煙」の害について、さまざまな論議を引き起こしています。まだ、結論が出ていないのでしょうか。

 大衆的な料理店の場合、「喫煙席」と「禁煙席」とに区分されていますが、どれほどの効果があるのか疑問です。

 そんなに気を配ってまで、長生きをしたいのか?

 時折はそのような質問を受けます。

 80歳の私。まだしばらくは生きていたい。しかし、長生きしたいから努力しているのではありません。病気がイヤなのです。

 「長生きしたい」と「病気をしたくない」は、同じようで異なります。くどくなりますので、別の機会に述べることにします。

 とりとめのないことを、長々と書きました。この辺りで終わりにします。

 写真は、親しい知人から頂いたお銚子です。今では使う機会がなくなってしまいました。 寂しいかぎりです。

 

 

 

 

  

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不在投票

2014年12月10日 15時55分39秒 | 写真

 一昨夜、「はらわたの会」の忘年会を、東京駅のいつものところ開いた。久しぶりにフルメンバーが参加した。

 この会が、どのようなキッカケでスタートしたのであったか、今や薄ぼんやりとしか覚えていない。

 かなり以前のある日の深夜、石和温泉から電話がかかってきた。

 仲間たちが集い、宴会を開いていた。その場で「はらわたの会」が発足したらしい。

 はるか離れたシラフの私が、会発足の乾杯をやらされた。

 「はらわたの会」はそれ以来なのだ。

 メンバーの多くはリタイアし、今はそれぞれがそれぞれ元気で頑張ってやっている。

 いつしか話題は、親や連れ合いの介護のことに移った。

 老老介護の問題も話題になった。各々にとって、切実な現実なのだ。

 福祉だ介護だと叫んでみても、財源がなければダメだし、人手が揃わなければ手も足もでない。

 逃げ回ることのできない国民的な課題だ。大いに呑んで大いに語らい、来年を期して散会した。

 

 今、突然の総選挙で、政治家は大いにアタフタしている。

 「何のための選挙なんだか」

 私はとんと気が入らない。

 「大義なき選挙だ!」 力んで大声を上げた政党がほとんどだったが、始まってしまえば大義もヘチマもない。

 こんな「気まぐれ政治」でいいのか?

 阿倍首相は、争点を「アベノミクス」だと言っている。果たしてそうなのか?

 とにかく、へんな選挙だ。しかも、選挙に要する費用は700億円だとか。

 わが家のような場末には、今になっても、「宣伝カー」の音は聞こえてこない。テレビでしか選挙を味わえない。

 しかし、ブツブツ言ってみても始まらない。今日は「不在投票」をやってきた。

 「××新聞ですが、出口調査のご協力をいただけますか?」

 腕章をした若い女性が声をかけてきた。

 「地方区では誰に投票しましたか?」 

 「比例区ではどの党を選びましたか?」 

 正直に答えておいた。

 写真は谷中付近で見たポンプだ。今は使用されていない様子。

 ふっと、わが身を思った。

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ひっつき虫の旅立ち

2014年12月08日 20時22分30秒 | 身辺雑記

 私の名前はひっつき虫。正式な名前は知らない。仮に知ったとしても、実生活に役に立つわけではない。

 ここのところ数日、老人の座布団の上で息を潜めていた。いや、むしろ動きようがなかったのだ。 

 今日は旅立ちのチャンス。老人が、カメラやレンズを選び始めた。何処かへいくつもりらしい。

 女性との長電話など、気になることは幾つかある。老人が手術のために入院するらしいことも懸念事項だ。

 しかし、もはや逡巡すべきではない。来春に芽をだすため、新しい天地を求めなければならない。

 敢然として、私は老人のズボンにひっついた。

 着いたところは、自然公園であった。老人がよく行くところらしい。 

 最初の一枚は上の写真だ。老人の思惑どおり、公園の池には多くの水鳥集まって来ていた。

 ワイワイガヤガヤと喧しいこと喧しいこと。

 ところが老人は、一羽の鴨を追いかける。妙な習性だ。

 

 上の写真はその内の一枚。群から離れ、なにやら思索を重ねている様子で、まるで哲学者だ。

 付近の畑に、幾本かの柿の木があった。

 今年は実が多い。野鳥も食べきれないらしく、まだまだ沢山の実がついていた。

 にもかかわらず、老人は孤独な柿の実を選んで撮影している。妙な男だ。

 老人が次に選んだのは、枯れ切ったカラスウリだ。

 なぜこのような被写体を選ぶのだろうか。

 気がついた。老人が選ぶ被写体は、彼の胸底の姿なのかもしれない。

 

 烏瓜の辺りで、私は老人と別れることにした。

 老人に関し、懸念事項は幾つかあった。しかし今は、それにかかわってはいられない。

 私は私の生き方を生きなければならない。それが天命というものなのだ。

 思い切って跳んだ。

 

 

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ひっつき虫(その3)

2014年12月07日 16時03分06秒 | 身辺雑記

 私はひっつき虫。正式な名前はしらない。

 老人のズボンにひっついて来て、今は老人の部屋の座布団の上。

 老人は掃除をしない。従って、私は座布団の上から動かない。イヤ、動けないのだ。

 彼が座布団の上に座ってくれれば、ズボンにひっつく方法もあるのだが、座布団には座らない。

 自室にいるとき、彼は椅子に座っている。パソコンを操作したり、書きものをしたり………。

 電話をするときも椅子に座ったままだ。

 電話の相手はさまざまだが、相手によって、使用する電話が違う。

 兄弟や親戚関係は、固定電話。お互いに健康状態の確認をしている様子だ。

 友人関係はケイタイ専門。内容のほとんどは遊びの相談で、さしたる内容ではないらしい。

 女性かららしい電話もある。一つは老人の妹だ。内容を聞けばイッパツで分かる。通話時間も短い。

 女性相手の電話はもう一つ。この場合は、ほとんど長電話だ。延々と話しているのだから妙ではないか。

 もちろん、内容は分からない。しかし、ひっつき虫の私と言えど、特別の相手らしい雰囲気は察知できる。

 そんな状況の中、座布団の上でじっとしている私。なんとも不憫ではないか。

 次に外出する時こそ、ズボンの裾かセーターの袖にひっつくつもりだ。

 

 

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