日本が溶けて行く！

　一昨日の日曜日の昼ごろ、ＪＲ電車に乗った。

　ドアが開いたので乗り込もうとしたところ、後から、小学生程度の女の子が、車内へ走り込んだ。

　彼女が座ろうとしていた席に、外の女性客（２０代女性）が座った。

　その小学生は、私の前を猿のようにかいくぐって、次なる空席へ飛びついた。

「・・・・？！」

　私は呆気にとられて、その女の子を見た。

　ほっぺたの大きい浅黒い顔色をしていた。

　その子の前に、両親らしい男女が立った。３０代後半から４０代にかけた年代のように見えた。

　座った女の子が、母親に笑いかけた。母親も「ニンマリ」として笑顔を返していた。

（よくやったわねえ）と言っている眼差しに見えた。

　ジーンズを穿いたその母親には、繊細さや聡明さは感じられなかった。つまり、よく見かける「オバカなキママ女」だった。我が子が恥ずかしい行動をしたという自覚がない。

　父親らしい男は小太り。しかし疲れた表情を浮かべていた。無気力にも見えた。

　女の子は、鞄からゲームを取り出して、ゲームを始めた。

　親二人は、すぐに自分たちの話に没入した。

　７人掛けのシートに、男性が１人。横書きの本を読んでいた。

　女の子を除く５人の内、５０代女性が１人。ゴソゴソする紙袋を持って、ソワソワしていた。

　もう１人の女性は、文庫本を読んでいた。

　あとの３人は携帯電話だ。午前中だったせいか、居眠りはいなかった。

　　「溶けて行く日本」

　　この地球の表面で　ちっぽけな日本が

　　大陸にへばりつく形で　頼りなく浮いている

　　そんな頼りない国に

　　ひどく疲れ果て　無気力な男たちがいる

　　自分のこと以外に何も考えない　オバカな女たちがいる

　　このちっぽけな日本が　トロトロと溶け始めているのに

　　無気力な男たちは　オバカな女たちの機嫌をとっている

　　オバカな女たちは　なにしろお馬鹿なので

　　機嫌をとられて　それだけでご機嫌になっている

　　家庭という家庭に　家庭という考える部屋がない

　　子供たちは　話し方も分からない　歩き方も無様だ

　　若者たちは　自分たちの言葉を発明し　大人とは話さない

　　この国には国民がいない　

　　教師もいない　牧師もいない　僧侶もいない　神主もいない

　　神も　仏も　鬼も　この国を見限って　いなくなってしまった　

　　残っているのは　身勝手な市民ばかり

　　ちっぽけな日本が　かなり溶け始めたというのに

　　無気力な男たちも　オバカな女たちも　身勝手な市民たちも

　　誰一人として気にしていない

　　自分たちも一緒に溶けるのに　だれも頓着していない

　　百年後の世界地図に　日本の国は　もう見当たらない

　　歴史も残らない　

　　　　　

真夏日に思う

　昨日はかなり暑かった。

　前橋や熊谷では「真夏日」だったとか。

　先日の中期予報では、「今年は冷夏」と言っていたが、滑り出しは暑そうだ。

　国際経済は極めて不安定で、昨日の株価は「大幅下げ」だったそうだ。

　就職できていない卒業生がまだ沢山残っている。景気低迷の早期脱却を望みたい。

　橋本龍太郎総理大臣の頃、「ビッグバン」という言葉が流行り、経済のグローバル化が叫ばれていた。

　経済問題に無頓着だった私ですら、「エライことになりそうだ」との予感があった。

　黒船が押し寄せてきて、日本経済が崩壊するような恐怖もあったし、一方では、「日本は大丈夫だ」という根拠不明の自負もあった。

　その時に抱いた危惧は、その後、明確な形で現れてきた。

「人件費が安い中国」を怖れていたが、安いだけではなく、インドなどを含め、安くて高い大量の技術力が、現実的な脅威となった。

　日本はビッグツーでもなく、技術先進国でもなくなったのだ。

　あのトヨタ王国が、リコールを繰り返している。

　安全保障については、アメリカなしでは何もできない。自分で自分を守れない。

　日本の進むべき道を、誰かが考えてくれているのだろうか。

　選挙や政局に明け暮れている政界に、期待を持てずにいるのは、私だけではあるまい。

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朝鮮半島の有事？

　韓国海軍の哨戒艦が沈没した事件を巡り、韓国と北朝鮮が睨み合いとなっている。

　沈没の原因を、韓国政府は、「北朝鮮製の魚雷」によると断定した。

　国連安保理委員会に対し、北朝鮮の制裁を提案する動きが明らかとなった。

　その韓国に対し、日米は連携して、「強い支持」を表明するそうだ。

「行くところまで行く」とは思わないが、当分はギクシャクするに違いない。いや、あの北朝鮮のことだから、予測を超えた行動だってあり得る。

　普天間基地の移転先を、「国外か県外」と明言していた鳩山総理が、「現行案」に近い案でアメリカと決着させたいようだ。

　アメリカから強い示唆があったのかもしれない。あっても不思議はない。

　もっとも鳩山総理は、日米両政府が発表する合意文書で、「辺野古周辺」と書かれたくないらしく、「沖縄本島東海岸」など曖昧な表記に留めるよう要求しているとか。

　この段になってなお、姑息な言い逃れを考えているのだから、呆れた話だ。

「朝鮮半島が有事になったら、日本はどうするのか？」　

　もしそんなことを言われたら、鳩山総理はどのように答えるのだろうか。

　中国と親密な小沢幹事長は、どのように動くのだろうか。

　アメリカ軍の基地が、日本国内にあっていいはずがない。軍事的な観点で言えば、まるで属国だ。

　軍事的な属国的な立場は、その他の分野にも相応の作用が働く。

　理想的には、軍事的な独立が必須なのだ。

　しかし、今さら急に実現出来ない国情がある。憲法改正も果たせずにいるではないか。

　いずれは完全な独立も目指したい。しかし現状では、日米安保条約を基軸にしなければいけないのだ。

　沖縄の問題を自国だけで決められないのは、本当に情けない。

　情けないと思うのだったら、安全保障の問題を、自国独自の問題として考えるべきではないのか。

「憲法九条」があれば、他国が攻めて来ないなどは、あまりにも人が良すぎる。

「集団的自衛権」を自ら縛っていては、日米安保ですら、満足に機能できないのだ。

　誰かに利用されていることを、とくと知るべきだ。

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ゴルフ

　先日、久しぶりにゴルフをした。

　一年ぶりくらいになるかも知れない。

　もとより、自信はなかった。あるはずがない。

　だから、短いクラブだけを使った。長いクラブを持って行かなかった。

　その結果、あまり疲れもせず、プレーを終わることができた。

「なかなか立派ではないか！」

　これはもちろん「自画自賛」。

　このような状況であれば、もう少しプレーをしてみようか。

　きっと、健康にいいかもしれない。

　すぐに調子に乗るのが私だ。

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若き男性諸君へ

　昨日のニュースで、痴漢容疑者が逃げたことを報じていた。

　警察は躍起になって捜しているに違いない。

「逃げ通してくれよ！」　　

　そう思わぬでもない私がいる。つまり、複雑な気持ちなのだ。

　考えてみれば、これは誤解を生みそうな表現だ。決して、犯人に逃げろと言っているわけではない。やっていないなら、取り調べを受けないほうがいいと言っているのだ。

　つまり、この種の事件における警察の事情聴取に、危うさを感じているからだ。

　以前、まともなオピニオン誌に、「冤罪を生む痴漢捜査」といった内容の記事が載っていた。

　一度「この人、痴漢です！」と言われたら、どのような釈明をしようとも、どのように冤罪を主張しようとも、犯人に仕立てられる可能性が大きいという内容だった。

　電車の中で痴漢行為を受けた女性は、きっと必死の思いなのだろう。だから、降車駅で、「この人痴漢です！」と叫ぶのに違いない。

　しかし、そこには、かなりの思い違いもあるようだ。

　痴漢行為を受けたことは事実だったのだろうが、「犯人とされた乗客」が果たして真犯人だったのか？

　痴漢行為を受けているとき、犯人の手を掴んで叫ぶなら分かるが、電車が停まって乗客が降りてから、「らしき男」の手を掴んでも、犯人である確証は薄らいでしまう。

　痴漢の常習者だったら、停車する前に、素早く離れるのが普通のように思うのだ。

　通常は、手を掴まれても、身に覚えがなければ逃げないのだそうだ。

「話せば分かってもらえる」　と、男性は軽く思ってしまうようなのだ。

　しかし、ひとたび警察の手に渡されれば、手を変え品を変えて責められる。

「会社はどこだ」から始まり、「子供は何人」と聞かれ、「痴漢を認めれば、このまま帰れるが、認めなければ泊まってもらうぞ！」と、脅かされる。

　そんな事態になれば、「冤罪だ！」と主張しても、信じてもらえないかもしれないではないか。

　そのような思案の果て、「詫びて済むことなら」と考え、認めてしまうケースが多いのだそうだ。

　ところが、実はそれからがオオゴトになる。

　被害者が話し合いに応じてくれなければ、もはや裁判しかない。

　会社によっては「休職扱い」、近所や子供の学校に知られることだってある。

　すべてが崩壊への道を辿ることになるのだ。

　だから、「冤罪にならないため」には、まず、「女性の傍には近づかない」　ことが肝要。聞いた話では、思えないような年齢の女性だって、「痴漢されました！」と叫びかねないようだ。

　しかし、乗り合わせの運が悪く、女性の方へ押されてしまうことだってある。

　さらに運悪く、その近傍で、誰かが不埒な行為に及べば、誤解されて、「この人、痴漢です！」と、手を掴まれることもあるのだ。

　そんなときは、「話せば分かってもらえる」と思わないで、逃げてしまうに限るのだ。

　そうでないと、痴漢に仕立てられる危険性が大なのだ。

　かなり乱暴なことを書いている自覚がある。

　しかし、冤罪で一生を棒に振った例を知ったので、あえて書いている次第だ。

　女性の立場から言えば、とんでもない暴論と思われるとは思っている。

　もっとも、逃げ出しても、途中で掴まってしまっては、事態がさらに深刻化しますぞ。　

　もはや私の年齢になれば、「この人、痴漢です！」と、疑われることもあるまい。

　甘いかな？

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