新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

我ながら

2010年04月07日 16時23分32秒 | 身辺雑記

 朝から雨っぽい空模様だった。

 かまわず、予定通り、カメラを持って車を出した。

 雨中の花もいいではないか。

 行き先は、東北道の栃木インターからの「花の江の郷」へ。

 Simg_4513_2

 思惑通りには行かないものだ。

 着いたとき、すでに雨が降り出していた。

 上の写真は、雨中での一枚。

 雪柳、連翹、花桃、山桜。山桜は満開にはほど遠い。

Simg_3028_3

 上は木五倍子(キブシ)。まだ咲ききってはいない。

 雨が激しくなってきた。

 風邪を引いては大困りなので、ほどほどに切り上げることにした。

 最後に、雨に濡れている草むらを一枚。

Simg_4549t

 このような写真、他人様に見て頂くものではない。

 しかし、私には大切な一枚だった。

 帰路の高速道は、「雨天のため、80キロ規制」となっていた。

 私の運転も90キロ弱。春の雨は、心を柔らかにしてくれるようだ。

 我ながら、温和しい運転であった。

 自慢することではないのだが……。

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呆れた話

2010年04月06日 07時39分30秒 | 身辺雑記

 呆れた話です。

 いいえ、自民党の分裂のことです。

 鳩山邦夫氏が離党したのは、居づらかったのかナと思いました。

 それなりに納得できました。

 与謝野さんの行動には、あまり得心が行きません。

 政策を掲げずに、人事問題で離党するなんて、やっぱり妙ですね。

 結局、「今の党執行部では選挙に勝てない!」という話なのでしょう。

 舛添さんも同じようなことを言っていました。

「予算委員会の質問も、同じ顔が繰り返し出ていても、国民の理解は得られない」

 これは舛添さんのコメントでした。

 それなら、誰ならよかったのですか?

 私から見たら、みんな同じなのです。

 大島幹事長の顔を見せられては、私もウンザリします。

 しかし、顔つきが悪いだけでは、交代させる理由にはならない。

 大島さんの何が悪いのですか?誰ならいいのですか?

 仮に自分を使ってくれと言いたいなら、「私ならこうする!」と言うべきです。

 与謝野さんと平山さんが組んで、どのような政策を打ち立てるのですか?

 ハッキリしなければ、自民党も新グループも共倒れになります。

 単に民主党を利するだけに終わります。

 自民党の皆さん、国民の鬱積を理解できているのですか?

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ニヒリズム

2010年04月05日 08時16分26秒 | 写真俳句・エッセー

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 童謡の「しゃぼん玉」が好きだ。

 昔から、愛唱歌の一つだった。

 孫がまだまだ小さかった頃、唄って寝かせたこともあった。

 野口雨情が作詞し、作曲は中山晋平。大正11年に発表された。

 しゃぼん玉は虹色をしていて美しい。

 どんどん膨らんで、やがて空中に浮遊し、ふわふわと飛んでいく。

 やがて、パチンと壊れてしまう。

 野口雨情は小樽時代、生まれたばかりの長女を喪っていた。それがモチーフになっていたのだろうか。否定する説もあるようだが……。

    ♪ しゃぼん玉消えた  飛ばずに消えた

       生まれて直ぐに   こわれて消えた

       風 風 吹くな    しゃぼん玉飛ばそ ♪

 この童謡と娘の死を結びつける必要はないかもしれない。

 童謡を離れても、あるいは野口雨情の事情を抜きにしても、私にはしゃぼん玉に明るい未来だけを描くことはできない。

 しゃぼん玉ひとつ一つのニヒリズム  鵯 一平

 もちろん、今の経済情勢や貧弱な政治体制のみに言うつもりはない。

 すべてに言える「存在の不確かさ」かもしれない。

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風の朝

2010年04月02日 07時41分55秒 | 身辺雑記

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 今朝は強い風が吹いています。気象予報どおりです。

 寝床の中で、カラスの声を聞いておりました。

 外へ出たら、鵯もきていました。ピロロピロロ・・・・・・・。

 昨日は幾つかの所用が重なったので、市ヶ谷から八重洲を回って帰宅。

 いつもより飲み過ぎました。昔の仲間に会うと、つい量が増えてしまいます。

 昨日は入社式が多かったことでしょう。フレッシュマンが社会人としてスタートしました。

 反面、リタイアの生活に入った人も多かったはずです。

 卒業したのに就職出来ず、新たな気分で、「就職活動」を再スタートさせた人もいることでしょう。

 日本銀行が、3月の短観( 企業短気経済観測調査)を発表しました。景気が着実に持ち直しているという内容でした。

 しかし、庶民の懐具合に、まだその実感が湧いてきていません。

 東京のタクシードライバーさんの話では、「売り上げ的に言えば、ドンドン下がって行くという感じではないですね。上向くのかなあと期待しています」という感想でした。

 一方、郊外のドライバーさんによれば、「一向によくなってきませんねえ。むしろ去年よりは悪いですよ」という話です。

 雇用倍率から考えても、「よくなってきているとは言えない」とは、私の実感です。

 無惨な政治劇を見せられている私たち。

 自分を盛り立てる術を考えたいものです。

 風がますます強くなってきました。

 カラスの声も聞こえなくなりました。

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いにしへの賢き御代には

2010年04月01日 08時52分23秒 | コラム・エッセー

「いにしへの賢き御代には、あはれみをもちて、国を治め給ふ」

 方丈記の一部です。

(昔の優れた天子様の時代は、国民に対して憐れみをもって政治をなさっていた)

 そのような意味でしょうか。

「すなはち、殿に茅をふきても、軒をだにととのへず」

(御殿の屋根を茅で葺いても、その軒を整えようとはしなかった)

 ・・・・中略・・・・

「今の世の有様、昔になぞらへて知りぬべし」

(ところが今の世の姿はどうか。昔に比べてみると、よく分かるのである) 

 方丈記は、鎌倉時代に、鴨長明によって書かれた随筆です。

 大火、飢饉、大地震などを体験した長明が、人の生と住居の空しさや頼りなさを記したものだそうです。

「ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず」

 そんな書き出しの方丈記に、私は強く惹かれていますが、上のようなことも書かれてあったので、つい取り出してみました。

「いにしへの賢き御代」に比べ、「今の世の有様」というクダリ、思い当たることが多く、笑い出したくなりました。 

 今日はエイプリルフールです。

 洒落た話をして、大いに笑いたいと思ったのですが、残念ながら駄目でした。

 そこで下らない五七五で締めくくります。

    万愚節どの道行くも行き止まり   鵯 一平

 万愚節とは、エイプリルフールのことです。

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