私は野口雨情が好きだ。雨情の生家が、私の故郷にあるからではない。
子供のころから、童謡の「しゃぼんだま」や「七つの子」は、好きな歌であった。
歌謡曲の「船頭小唄」も、よく口ずさんだ歌だ。
♪ おれは河原の 枯れすすき 同じお前も枯れすすき
どうせ二人はこの世では 花の咲かない枯れすすき ♪
こんな歌い出しのあの歌だ。
大正12年、野口雨情作詞、中山晋平作曲で発表され、大いに流行ったのだそうだ。
もちろん、私はまだ生まれていない。
私の父は、どう贔屓目に言っても、立派な音痴だ。その父が、この歌をよく唄っていた。
私を風呂に入れながら、大声で唄った。自ずと私も覚えてしまった。
母がたしなめても、父は一向に止めなかった。よほど好きだったのだろう。
戦後、森繁久弥が唄って、ふたたび流行した。あの「森繁節」を真似る人が増えたのを記憶している。
父の影響かどうか知らないが、私も「船頭小唄」が大好きだ。風呂の中では、今でもよく唄っている。
遊び廻っていた30代のころ、キャバレーの「のど自慢大会」に出場し、この歌で、、ビール1ダースを獲得したことがあった。今だから言える「武勇伝?」だ。
今でもこの歌は唄いたい。しかし、スナックなどでは、どうやら好かれないらしい。古い歌という理由よりも、あの「陰々滅々」とした調子が、客商売には好かれない。
私は芒が好きだ。写真にはしばしば撮っている。風に吹かれて撮りにくい被写体なのだが、眼はいつも芒を探している。
私の頭の中では、「すすき」と言えば「雨情」が頭に浮かぶ。もう離すことはできない。
もう一人いる。俳人の飯田蛇笏だが、別の話としたい。
ふたりゐて雨情すすきの思ひなり 鵯 一平
このふたりは、かなりお年を召した方でないと、図柄がなり立たない。
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昔は小鳩くるみなんていう童謡歌手がたくさん歌っていましたが・・・
野口雨情というと『赤い靴』 「雨降りお月さん」「十五夜お月さん」
「あの町この町」というような叙情的な曲がいいですね。
勿論、「証城寺の狸囃子」も楽しいのですが、・・・
ここの「枯れすすき」「船頭小唄」もそうですが、「波浮の港」など一抹の
寂しさを感じますね。
雨情は昔、小諸に来て、郊外の温泉宿に止まりました。
そのときに頼まれて、歌を作ったのが、残っています。
薬師温泉 菱野の元湯 水も湯船にヤッサイかけ流す
菱野の元湯薬師如来のヤッサイ夢知らせ
山と谷間と緑のほのほ 菱野温泉ヤッサイ夏が来る
秋の彼岸は菱野の里の薬師如来のヤッサイ御縁日
つゝみきれずに長峰山の 秋の紅葉はヤッサイ色に出る・・・
なんとなく、御当地ソング臭いのですね。
雨情はサービス精神旺盛だったようです。
昔の歌は歌手も正統派でよかったですね。
忘れられない歌があります。
志村喬主演の「命」で歌ってました。
命短し~恋せよ乙女~・・・
私の在所(茨城県北茨城市)には、「雨情生家」があります。
だれか親族の方が継いでいるということでした。
私は宇都宮市にも勤務していたことがあるのですが、そこにも住んでいたらしく、「雨情羊羹」、「雨情饅頭」があったように思います。
野口雨情はオコジョさんが言われているように、「ご当地ソング」や民謡も沢山残しているようです。
サービス精神また商業主義も徹底していたとも言えそうです。
その点、童謡については、嘘偽りなく、叙情を貫いているのかもしれません。
好きな歌が沢山あります。
「雨降りお月さん」は子供の頃からよく唄った曲です。
投稿したのに。
すみません。
私音痴なので歌はまるっきりだめですが、童謡なら歌えます。
今童謡を歌うのも少なくなってきてさびしいですね。
次世代に残したい童謡です。
大好きな歌ばかりです。
ハミングしそうです。
志村喬出演の映画は、黒澤明監督の「生きる」でしたね。
歌は「ゴンドラの唄」でした。
とても切ない映画でしたね。
今思い出しても、じーんとします。
私もあの歌が大好きで、よく唄いました。
吉井勇作詞、中山晋平作曲です。
「今日はふたたび来ぬものを」が最後でした。
童謡にはいい曲がありますね。
今でも唄います。
もっとも唄う回数の多いのは、「雨降りお月さん」と「月の砂漠」と「しゃぼんだま」などです。
カラオケに行っても、内輪の時には、「月の砂漠」を唄います。
スナックでほかのお客がいたら、童謡は唄いません。
嫌われそうに思ってしまいます。
ママさんと二人っきりなら、軍歌も唄います。
すすきのことを私の故郷は「カヤ」といってました
ながーい葉っぱを引っ張ると
手の指をよく切ったものでした
ヒリヒリと痛かったのを思い出します
故郷恋し~~です
カラオケに童謡はいいですね
皆で歌えますもの (^v^)
芒の葉っぱは指をきりますね。
子供の頃、何度も切りましたが、しゃぶってオーケーでした。
故郷は恋しいし、あの頃も懐かしい。
「月の砂漠」も唄いたい!
船頭小唄、寂しい歌ですね
しんみりと寂しくなってしまいます。
雨情の詩童謡好きです
しゃぼんだま、孫と歌います
最近童謡歌われなくなってきましたね~
新しい歌がどんどん生まれて、孫のうたう歌が分からなくなりました。
ちょっと寂しいです
そのとおり、この頃は新しい歌になり、ついて行けなくなっています。
それはそれで仕方がありませんので、私はもっぱら古い童謡を歌っています。
孫も歌うので、まあまあ満足しています。