安倍首相の辞任表明が、全国を駆け巡った。
全世界に向かって、発信されたに違いない。
一国の首相の辞め方として、相応しいモノではなかった。
一時的にもせよ、国民の元気を削いだことは、首相にあるまじき行為だ。
真意が何処にあったのか、今後どのようになって行くのか、姦しい時間が過ぎて行くと思う。私としても、応援団のつもりだったので、複雑な思いだ。
辞任の意味や功罪については、場所を改め、「漂流にストップ!」で触れていきたい。
今は、安倍首相の傍らに立っている思いで、私の心情を記したい。
当時の日本人は、拉致問題で心が波立っていた。小泉さんや福田さんの対応に、不十分さを感じていた。
あの時点まで拉致問題に冷淡だった自分を、多くの日本人は悔いていた。
「どうしてもっと早く、動かなかったのだろうか」と、自分を責めていた。
現地での安倍さんが、私たちを救ってくれた。安倍さんの現地での率直な反応に、心から共鳴し、救われた思いがした。
そこから安倍さんの道が、宰相の方向に開けた。
宰相としての安倍さんには、若さと新鮮さがあった。反面その裏側に、危うさが潜んでいた。資質とでも言おうか。なによりも、普通人でありすぎた。
しかし拉致問題の時は、その普通人としての反応が、日本人の心に信頼感を植え付た。
政治の世界は非情だ。「人情」が入り込むすき間は狭い。普通人では勤まらない。悲しいかな、安倍さんは普通人だった。
普通人の感覚では、政界を泳ぎ切れない。
温みだけではダメなのだ。
温みのほかに、火のような熱気と、氷のような冷気が必要だ。
彼の心の底に、何が生まれ何が失われたか、私は知らない。
応援団の一人として、残念さを噛みしめている。
人を見る目がなかったなどと、自分を責めるつもりはない。
個人としては、理解できても、国益の面ともなれば、話は別だ。
辞任による国の受ける損失の少なからんことを、切に祈るのみである。
政治空白は避けて欲しいのですが、またぞろ、派閥の亡霊が跋扈し始めたようです。
安倍さんには、戦後62年の垢をそぎ落としてほしかったのですが、また元にもどりそう。
官僚主導になるのでしょうか。
もともとは選ぶ側の責任なのでしょうか。
「安倍応援団」も今夜で解散ですね
有難うございました。(郷里を代表して)
政治の世界も非常ですね
昨夜、あれほど大騒ぎしたのに
もう今日は安倍さんのことは誰も心配しない・・
政治に空白は許されないから当然といえば当然ですが。