わが胸にすむ人ひとり冬の梅 久保田万太郎
まえがきに、「ひそかにしるす」とあります。
すでに会えなくなった人に対する思いなのでしょうね。
小説家であり劇作家でもある万太郎なので、「虚」であっても不思議はない。
しかし、「実」なのだそうです。
あの久保田万太郎の胸の中に、思い人がひとり住んでいたという。
寒さの中で咲く梅の花との取り合わせによって、「胸にすむ人」に対する万太郎の清冽な心情が偲ばれます。
私もこんな句に憧れます。
「いっそのこと、胸の中に誰か棲んでもらおうか」
そんな段取りを企むようでは、心を打つ佳句は生まれっこありません。
お気に入りのヒトに限らずモノでも
自分の胸の中に仕舞い込むことが出来るとウレシイですね。
ワタシもそれに賛成です♪
「女の人がいい!」と言っても、
片想いではなんともいじらし過ぎるにねェ~
いつまでも若くして居られるかも・・・
片側通行でもいいのですから、気楽な話ですねえ~