冬の薔薇心細さを隠さずに ひよどり 一平
(ふゆのばらこころぼそさをかくさずに)
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歩いていたら、冬の薔薇に出合った。
心細げに咲こうとしていた。
「無理をして咲いてくれなくてもいいんだぞ」と声をかけたくなった。
つらいときには「つらい」と言って、じっとしていていいんだぞ。
今、私もつらい。だから、じっと我慢だ。
いつまで我慢すればいいのか判らない。死ぬまで我慢かもしれない。
でもほかに方法がないから、我慢をしているのだ。
我慢以外に方法がないというのも、なかなかつらいものだ。