新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
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恥ずかしながら単なる野次馬

2015年09月18日 16時55分18秒 | 身辺雑記

 今日の午後、国会周辺を歩いてみた。

 威張れたハナシではない。単なる野次馬的な行動だった。  

 国会では「内閣不信任案」や「問責決議案」などが上程された。 

 身体を張った激しい攻防が演じられてはいなかった。段取り消化のムードすら漂っていた。

 それが街頭にも反映され、怒号が飛び交う状態ではなかった。

 もちろん、幾つかのグループごとに、なんやらのアジ演説はなされていた。

 総じて言えば、デモ隊も休息時間なのかもしれない。

 60年安保のころ、労働組合の動員計画に従って、私も幾度かデモに加わった。

 残念ながら当時の私は、安保改定の持つ意味をあまり理解してはいなかった。

 「アメリカに従属するだけのトンデモナイ条約」とだけ思っていた。つまりノンポリだったのだ。

 恥ずかしいことだが、配られる弁当に引きずられるような意識の低さだった。

 あの「闘争」で、東大生の樺美智子さんが亡くなった。衝撃的な出来事だった。

 あの嵐が過ぎ去り、幾年かが過ぎた後、「片務的」だった条約を「双務的」に改訂する内容だったことを知った。

 あれから50余年が過ぎた。惰眠を貪った歳月だった。日本はなんら進歩しなかったように思えてならない。

 論議されている安保法制がどのようなものか、いずれは歴史が評価してくれるのだろう。

 「戦争法案」ではないように思えてならない。

 しかしながら、如何にも段取りが悪すぎる。

 与野党の双方に言えることだ。

 

コメント (2)
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